■豪華な制作陣も話題に

 一方、山田は、今期は『未来への10カウント』(テレビ朝日系)にも、ボクシング部唯一の女子部員・水野あかり役で出演。ドラマ『早朝始発の殺風景』(WOWOW)で奥平大兼(18)とのW主演も決まっており、神尾とともに、もっとも忙しい若手俳優として、注目度が急上昇している。

 また、脚本の吉田玲子氏とともに、『大豆田とわ子と三人の元夫』(TBS系)などの民放ドラマを手掛けている、佐野亜裕美氏をプロデューサーに起用したことも期待を集めている。ツイッター上では「飽きさせることのない緻密に練られた脚本や演出。美術、音楽の贅沢さに、グッとつかまれてしまった」などと好評だ。

 視聴者の指摘通り、俳優や脚本だけでなく、音楽や映像美術にもこだわっていて、民放ドラマにはない余裕を感じられ、実験的な作品だが視聴者の評価は高い。前期も“よるドラ”枠で『恋せぬふたり』という問題作を放送している、NHKならではのドラマだろう。(ドラマライター/ヤマカワ)

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