今回の“あなたに会いたい”は、インスタントラーメン評論家の大山即席齊さんです! 今なお、年間700食、これまで2万種類以上のインスタントラーメンを食べてきたという大山さん。最近、『マツコの知らない世界』(TBS系)にも出演された大注目の人なので、カップ麺好きの私も、ずっと、お話を聞きたいと思っていたんです!
ゆま「大山さんがインスタントラーメン評論家として、世に知られるようになったのは、1995年だったんですね」
大山「はい。その年に、テレビ東京の『TVチャンピオン』という番組で“インスタント麺通選手権”というものが開催されて……本当に軽い気持ちで応募したのがキッカケでしたね」
ゆま「その頃には、インスタントラーメンに、かなりお詳しかったんですか」
大山「いやあ、上には上がいますからね。ただ、当時はネットも普及していなかったので、自分以外のマニアの存在も知らなかったんです。だから、自分ほど詳しい者はいないと勝手に思い込んでいました(笑)」
ゆま「今って、ユーチューブやインスタグラムで、いろんな分野のマニアが自分のコレクションとかを紹介していますもんね。とはいえ、大山さんはその選手権で見事、優勝された!」
大山「はい。どういうわけか優勝できたんですが……そこからが大変でした。インスタントラーメン評論家なんて呼ばれるようになったおかげで、毎日、食べなくてはいけなくなったんです。それまでは、ただ単に即席麺が好きで食べていただけなんですけどね」
ゆま「趣味が、お仕事になっちゃったわけですね。でも、どうして毎日、食べないといけないんですか」
大山「評論家なのに“食べたことがない”なんて言えませんからね。95年当時でも、インスタントラーメンは年間700種類もの新作が出ていましたから、毎日2食は食べないと、間に合わないんです」
ゆま「え~!? そんなに出ているんですね」
大山「現在はもっと増えていて、年間1500種類以上は出ています。さすがに全部を食べるのは、もう無理なので、今は1日2食をノルマにしています」
ゆま「すごいけど、体は大丈夫ですか? なんとなく、即席麺って健康によくないイメージがあって……」
大山「今のところ、問題はないですよ。今後、どうなるかは分かりませんが(笑)」
ゆま「確かに健康そうだし、顔色もいいですよね。失礼ですが、今おいくつですか」
大山「63歳です。1959年生まれ、東京タワーができた翌年に生まれました。ちなみに『チキンラーメン』が発売されたのが58年なので、ほぼ同時期ですね」
ゆま「そんなに昔から、チキンラーメンはあったんですね。それが日本で初めての即席麺ですか」
大山「それ以前にもあったんですが、即席麺というものが全国区になったのは、チキンラーメンからだと思います」
ゆま「おおっ。さすが、知識が豊富。カップ麺は、もっと後なんですか」