5月26日放送の土屋太鳳(27)主演ドラマ『やんごとなき一族』(フジテレビ系)の第6話は、放送前に追悼文が放送された。
本作には肥後克広(59)、寺門ジモン(59)、そして5月11日に急逝した上島竜兵さん(享年61)らダチョウ倶楽部の3人が土屋演じる佐都の実家である大衆食堂「まんぷく屋」の常連客を演じており、
《上島竜兵さんが5月11日お亡くなりになりました 謹んでお悔やみ申し上げます》
という一文が番組冒頭に黒字の背景に白文字で登場した。
3人はそれぞれ沖縄料理屋のロクさん(肥後)、肉屋の源さん(寺門)、八百屋の八さん(上島)として1話から出演。上島さんは「熱々おでん芸」にちなんだのか猫舌でモツ煮込みを食べるのに苦労する、というネタもあった。
「今回の放送は、健太(松下洸平)の一族が佐都(土屋)への嫌がらせも兼ねて実家“まんぷく屋”のある商店街のすぐ近くにある深山グループの土地に、ショッピングセンターを誘致しようといていて……というストーリーです。佐都と健太のもとに商店街の面々が詰め寄るシーンで登場した回想シーンが、現状では最後となる上島さんが直接登場したシーンです」(専門誌記者)
ロクさん(肥後)が「今日、八のヤツが見たって言うんだよ……」と切り出し、配達中の八さんが団地近くで話し合っている社員たちを見かけるシーンが放送。「団地を壊して『GEOS(企業名)』のショッピングセンターを作る、そう言ってたんだよ」とロクさんが説明する場面があった。おそらく、本来なら八さん(上島)が直接登場するはずだったのだろう。
「何らかの事情で役者が出演できない場合“出張してる”“病気で寝込んでる”と理由を付けることが多いですが、本作の場合はその後の商店街メンバーがショッピングセンター誘致の契約書にサインをさせられかけるシーンなど、重要な場面に八さんがいない件について、特に劇中で言及することはありませんでした。
しかし、ドラマの制作陣のはからいで、上島さんもしっかりと物語に“登場”しており、視聴者の胸を打ちましたね」(前同)