佳境を迎えつつある春ドラマの多くが苦戦を強いられている――。
国民的大スター、元SMAPの木村拓哉(49)が主演を務める『未来への10カウント』(テレビ朝日系)の第3話と第4話が世帯視聴率1桁台を記録。高視聴率女優・綾瀬はるか(37)主演の月9『元彼の遺言状』(フジテレビ系)も1桁台が続いている。
そんな中、春ドラマ“唯一の勝ち組”とも言えるのが、嵐の二宮和也(38)主演の『マイファミリー』(TBS系)だろう。
4月10日、初回放送の世帯視聴率は12.6%(すべてビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。以降も2桁台を推移し、5月22日の第7話では初回を上回る13.2%と、回を重ねるごとに注目度も高まってきている。
「『マイファミリー』は、今、テレビ各局が重視する13~49歳のコア視聴率も5%台と高く、5月22日の放送回も5.6%と非常に高い数字を記録しています。多くが厳しい状況にある4月ドラマでは一強状態にあります。誘拐事件を軸に家族のあり方や人間模様を描く、スリリングな展開が視聴者を惹きつけていますが、当然、二宮さんの演技力も高く評価されていますよね。
さらに、関係者の間では二宮さんの妻を演じる多部未華子さん(33)の存在も“大きいのではないか”と話されています」(ドラマ制作会社関係者)
多部はプライベートでは、2019年に写真家の熊田貴樹氏と結婚。2021年12月に第1子を出産していたと報告。実生活でも母親になってから、初のドラマ出演となった『マイファミリー』では、愛娘を誘拐された母親役を熱演している。
劇中では、子どものことを思いやる気持ちを表現したセリフも多く、そんな多部の演技に、視聴者からも「演技がリアル!!」「夫(鳴沢温人)との家族の絆に感動した」といったコメントがネットには寄せられている。