■木村拓哉が目立ちすぎ？
また、次回予告を見た視聴者からは「このドラマはいったいどんな着地をするんだ？」などと、エピソードがてんこ盛りで混乱する声も。これは次回予告に、桃介が演劇部に入り桐沢が焼き鳥屋を再開しようとする姿があったことから出た反応だろう。その予告では、折原葵（満島ひかり／３６）が桐沢に「圭太のお父さんになってもらえませんか」と、再婚を申し込むかのように、語りかけてもいた。
「これまでの学園スポーツドラマといえば、生徒のエピソードを軸に展開するのが定番でした。しかし、本作では生徒よりもキムタク演じる桐沢の人生が描かれる場面が多く、それに視聴者が違和感を覚えているのでしょう。せっかく大物のキムタクが主演なのだからと、忖度した結果なのかもしれませんね」（芸能評論家）
テレビ朝日はこのところ、若者層を取り込もうと、従来とは違うカラーのドラマに挑んでいる。前期放送の松本潤（３８）主演ドラマ『となりのチカラ』がそれだったのだが、その狙いははずれ、残念ながら惨敗。今回の『みらてん』も同じ流れにあったが、またも期待に応えることはできなかったようだ。
木村のテレビ朝日系のドラマ出演は、２０年放送の『ＢＧ〜身辺警護人〜』以来。そのときは全話平均視聴率が１５.４％と好成績だったが、もはやその勢いはなさそうだ。
