■BTSの記者会見でも驚きの光景が…

 続けて、バイデン大統領が「人々はあなたたちの発言に耳を傾けます。皆さんのしていることはあらゆる人にとって感謝すべきことです」と語りかけた。

「BTSはアジア系人種を標的にした差別的な事件が起こるたびに、何度も抗議のコメントを世界に発信してきました。そして、BTSのメンバーたち自身も、世界に活躍の幅を広げる過程のなかで何度も差別にさらされてきた過去があり、その苦しみを知っている彼らだからこその言葉は、多くの人たちの心を動かしてきたのです。

 今回はこれらの功績に対し、バイデン大統領が直接、感謝を伝えたのだと思われます。また、人種の壁を越えて今や世界中で愛される彼らの影響力に、今度も期待を寄せているのです」(前出の週刊誌記者)

 異例だったのはこれだけではない。大統領との会談前に米国ホワイトハウスの記者会見室で行われたBTSの会見も、いつもとは様子が違ったようだ。

「ホワイトハウスの会見室には、通常ではありえないほどの記者が殺到。席は満席となり何十人もの記者が立ったまま会見に参加していました。また、普段は滅多に見られない光景なのですが、会見に参加した記者のなかには、自らのスマートフォンを取り出してBTSのメンバーたちを撮影する者もいたようです」(前同)

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