■加藤浩次は「めちゃめちゃビックリしている」
ワイドショー関係者が話す。
「ワタナベエンターテインメント側は『呼び出し先生タナカ』の仕事を受ける際、“『めちゃイケ』の『抜き打ちテスト』の焼き直しですが、ナイナイと『めちゃイケ』スタッフにも許可を取っているんですか?”とフジテレビに確認したといい、フジ側も“そこはすべて大丈夫です”と応じたそうなんです。
ところが、『文春オンライン』では『めちゃイケ』スタッフに番組内容の連絡や相談はなかったと伝えている。田中さんと事務所は、フジ側が『めちゃイケ』メンバーやスタッフに話はついているということで仕事を受けたにもかかわらず、その前提が崩れ、被害者とも言える田中さんが岡村さんに謝罪電話をすることになったわけで、なかなか理不尽な話ですよね」
フジテレビの制作サイドは、ナイナイのラジオ本番前に岡村や矢部浩之(50)に直接謝罪をしたいと問い合わせたものの、吉本サイドは「その必要はない」と応じたといい、吉本サイドも怒りを示している可能性が高そうだ。
6月2日発売の『週刊文春』(文藝春秋)では『めちゃイケ』メンバーだった極楽とんぼ・加藤浩次(53)に直撃取材を敢行しており、『呼び出し先生タナカ』について「まったく一緒というのはあり得ないと思う」とし、岡村も知らなかったことについて「めちゃめちゃビックリしている」と心境を吐露。
加藤にもフジテレビから説明はなかったようで「ナインティナインが知らないのは疑問として残るのでそこは説明してほしい」とフジテレビに苦言を呈した。
「田中さん、『めちゃイケ』メンバーとスタッフ、さらには所属事務所をも巻き込み、事態はまだまだ収拾しなそうな感じですよね。ただ、これだけ問題が大きくなったのは、あまりに露骨すぎるパクり、それを筋を通さずに強引に企画を通したフジ上層部が“許せない”という人が多いからだといいます。
内部事情がこれだけ詳細に報じられているのも、どうやらかなり近い関係者からの告発があったからだそうですよ。それはもはや“内部告発”と言えるもの。それだけ憤っているということですよね。岡村さんは表面上は大人の対応をしていますが、やはり“相当悲しい”というのが本音なのではないでしょうか。また、加藤さんは本当に憤っていたという話ですね」(前同)
田中が所属するワタナベエンターテインメントや、岡村が所属する吉本もフジテレビの対応には困惑し、怒りを示しているとされる。
「特に吉本サイドは、フジの制作サイドの謝罪を突っぱねたとも受け取れますからね。一部では『呼び出し先生タナカ』が早々に終了する可能性もあると報じられていますが、これ以上、この問題がこじれたら“ナイナイがフジの番組に出なくなるのでは”という懸念もささやかれています。
マツコ・デラックスさん(49)やダウンタウンの浜田雅功さん(58)も、フジとは距離を置いているといいますからね」(同)