■“裏『Mステ』”の『鬼レンチャン』が歌手とものまねタレントを救う

 華原は2021年7月に「サビだけカラオケ」に挑戦。同企画に挑戦した理由について「生活費のためですよ、お金がないんで」「はっきりというとカネがすべてじゃないですか」と言うと、かまいたちの山内が「我々が知ってる朋ちゃんとコメントが違う」と驚いた様子だった。

 また、華原はお金がないことから、最近は牛肉ではなく鶏のササミを食べていたとも明かし、「太ったってみんなに言われてるんで(ササミしか買えなくて)ちょうどよかったです」と発言。これにノブが「おもしろ朋ちゃんになってるやん!」とコメントする場面があった。

「この番組への出演であらためて注目を集め、華原さんのダイエット企画がスタートしたり、YouTubeでの活動も好転したと言われています。ただ、千鳥やかまいたちのイジりが面白いだけではなく、華原さんも島谷さんも“やっぱり歌が上手いよね”と視聴者はなるんです。

『鬼レンチャン』に出演する歌手やものまねタレントの多くは、コロナ禍でまだ厳しい状況が続いています。そんな彼らにとっても『鬼レンチャン』はありがたい番組で、ある意味、“裏の『Mステ』”といった存在になる可能性もありそうです。

 音楽番組の最高峰は『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)ですが、そういった“表の音楽番組”に出られない歌手やものまねタレントが輝けるのが『鬼レンチャン』なんです」(制作会社ディレクター)

 2008年に『home』で『紅白歌合戦』に出場した木山裕策(53)も『鬼レンチャン』への出演で再ブレイクの兆しをみせている。また、番組にはmisono(37)、BENI(36)、愛内里菜(41)など、かつて時代を彩った歌手が出演し、番組を盛り上げている。

「かつて一世を風靡した歌手の再生に加え、よよよちゃんのような新人を発掘する役割も、番組は兼ね備えているんです。『鉄腕ダッシュ』は山口達也長瀬智也といったTOKIOのメンバーの脱退があり、若いジャニーズタレントが入ってきましたがまだまだ過渡期。また、『イッテQ!』はコロナ禍で海外ロケがいまだに難しい状況にある。

 少し前まで日曜夜は日テレの独壇場だったわけですが、『鬼レンチャン』の勢いは凄まじいものがあり、『鉄腕ダッシュ』や『イッテQ!』も食ってしまうほどなんです」(前同)

『鬼レンチャン』から新たなスターが続々と生まれる!?

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4