■佐藤が意外なライバルな理由

「2022年も赤楚さんは、7月放送予定のTBSドラマ『石子と羽男―そんなコトで訴えます?-』やNHK連続テレビ小説『舞い上がれ!』の出演が控えていて絶好調ですが、彼のブレイクのきっかけとなった作品は、20年放送の『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい(チェリまほ)』でしたよね。

 実は『チェリまほ』は、ツイッターで話題になったのがきっかけで連載化した漫画作品(スクウェア・エニックス)が原作。同じ“実写化作品”の『ゾン100』を赤楚さんが演じるのは、そういう意味でもヒットが期待できますね」(専門誌記者)

 また、赤楚といえば17年の『仮面ライダービルド』(テレビ朝日系)で2号ライダーの“万丈龍我(ばんじょう・りゅうが)/仮面ライダークローズ”を演じた仮面ライダー俳優として知られているが、奇しくも同じ「仮面ライダー俳優」と、ネトフリで激突することになりそうだという。

「今年11月24日に、かねてより告知されていた佐藤健さん(33)と満島ひかりさん(36)のW主演作『FirstLove 初恋』がネトフリで公開されるんです。こちらは《90年代後半、ゼロ年代、そして現在の3つの時代が交錯し、20年余りに渡る忘れられない“初恋”の記憶をたどる1組の男女の物語》ということで、やはり期待が高まっています。佐藤さんにも、赤楚さんとかぶる部分がありますよね」

 佐藤といえば、07年の『仮面ライダー電王』で主人公の“野上良太郎/仮面ライダー電王”を演じた“仮面ライダー俳優”であるほか、これまでもドラマは『ROOKIES』や『ブラッディ・マンデイ』(どちらもTBS系)、映画は『バクマン。』や『るろうに剣心』シリーズなど漫画原作の実写化作品に立て続けに出演してきた「実写化請負人」としても知られている。

「いまや佐藤さん単なるイケメン俳優ではなく、日本を代表する演技派俳優ですが、赤楚さんもいずれそうなるでしょう。今回のネトフリ進出は、赤楚さんにとっても佐藤さんにとっても大きな転機となりそうですね」(前同)

 思わぬ仮面ライダー俳優同士の対決が見られそうだー-。

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