■父・哀川翔と“共演NG”のワケ

 福地は『借王シャッキング〜華麗なる借金返済作戦〜』に、主演の哀川演じる安斉満の娘役として出演。その後、女優の仕事に興味を持ち、父とは異なる芸能事務所に所属し、2016年10月クールの『潜入捜査アイドル・刑事ダンス』(ともにテレビ東京系)で本格的な女優デビューを果たした。

「デビュー直後こそ哀川さんとドラマやバラエティ番組で共演することもありましたが、ここ数年は親子共演がありません。ただそれは、親子仲が悪いということでは全くなく、福地さんサイドに“親の七光りで売れたくない”や“1人の女優としてやっていきたい”という強い思いがあり、共演NGにしているという話ですね」(前出の芸能プロ関係者)

 福地は『あなたには帰る家がある』や『チア☆ダン』(ともにTBS系)などの話題作に出演。2019年には広瀬すず(23)がヒロインを務めたNHK連続テレビ小説なつぞら』で柴田夕見子役を演じ、さらなるブレイクを果たした。

べっぴんさん』、『わろてんか』、『半分、青い。』と、朝ドラのオーディションを受けたものの、キャスティングされることはなく、4度目のオーディション挑戦となった『なつぞら』でついに朝ドラ出演をつかみ取ったという。

「その『なつぞら』でしっかりと結果を残したことが、同じNHKの大河ドラマ『鎌倉殿の13人』の抜擢にもつながったんでしょうね。同じ時期の放送となる『消しゴムをくれた女子を好きになった。』では、なにわ男子の大橋さんと共演するわけですが、ジャニーズタレントと共演する女優には批判的な声も上がってしまいがちです。

 ところが、なにわ男子ファンからは歓迎の声が多数上がっている。それも福地さんの“1人の女優としてやっていきたい”という仕事に対する真摯な姿勢、真っ直ぐな生き様が伝わっているからなのかもしれません。今後は上戸彩さん(36)や多部未華子さん(33)のように、ジャニーズから引っ張りだこの女優になる可能性もありそうです」(前同)

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