■視聴率はイマイチでも『Ｍステ』はドル箱番組
ＥＸＩＬＥや三代目 Ｊ ＳＯＵＬ ＢＲＯＴＨＥＲＳ、ＧＥＮＥＲＡＴＩＯＮＳなどのＬＤＨ系のグループは音楽番組でジャニーズのグループと共演しているが――。
「ＬＤＨ系のグループとも最初はバチバチだったようですが、彼らは長く人気を保っていますし、文句のつけようのない実績がありますからね。ただ、まだ新しい、ＪＯ１やＩＮＩといった新進気鋭の男性グループはジャニーズとの音楽番組での共演が難しいと言われています。そしてその際たる例が『Ｍステ』なんです。
業界内でもジャニーズ以外の男性グループがなかなか出られないと有名でしたが、いまだにその慣例が破られていない、伝統と歴史ある音楽番組ということですよね」（前出の民放キー局関係者）
そんな『Ｍステ』だが、ここ最近の視聴率はそれほどよくはない。５月２７日も世帯視聴率は５.２％（すべてビデオリサーチ調べ、関東地区）、テレビ各局が重視する１３～４９歳のコア視聴率も３.３％だった。
「コアはそこそこ取れていますがパッとはしませんよね。ただ、スポンサーからは引く手あまたなんです。伝統と歴史があり、タモリさんがＭＣを務めているということもあるからでしょうし、旬なアーティストが出てくる“良い番組”という評価を保ち続けているわけです。
当然、視聴率が高い番組のほうをスポンサーは好むのですが、『Ｍステ』にはそれ以上の“格”がある。だからこそスポンサーサイドも広告出稿を惜しまない。『Ｍステ』は、テレ朝にとってドル箱番組なんです。
そうだからこそ、令和になった今も“ジャニーズ以外の男性アイドルグループは出さない”という強気な姿勢を崩すことなく、それが番組のブランディングにもつながっていると言われています」（前同）
