■“できるアナウンサー”に仕事が集中

 新型コロナウイルスにより、テレビ各局でアナウンサーの活躍の場が減少。感染対策のため、スタジオに入れる人数は制限され、メイン以外のアナウンサーを起用しない番組も少なくなかった。

「コロナ禍が落ち着きつつある今も仕事がないアナウンサーも多く、レギュラー番組がなく、週1~2回稼働すればいいといった人もいます。さらに、リモートが増えたことで“出社しなくてもいい”という日も出てきています。特に緊急事態宣言下では、“アナウンサーが自宅でどんな仕事をするんだ?”という疑問も出る、謎の自宅待機を強いられていましたからね。

 一方で、人気のある“できるアナウンサー”に仕事が一局集中するような状態になっています。日テレでは水卜麻美アナ(35)や岩田絵里奈アナ(26)がそう。そして、TBSでは圧倒的に安住紳一郎アナ(48)ですよね」(前出の制作会社関係者)

 安住アナは月曜から木曜まで朝の情報番組『THE TIME,』に出演。また、『新・情報7daysニュースキャスター』(TBS系)、『安住紳一郎の日曜天国』(TBSラジオ)と週6回の生放送をこなしている。

 6月5日の『日曜天国』で「私は、8か月前から朝の番組をするようになってから赤坂に週6回来るんですが……そろそろ疲れました」と思わず漏らし、番組アシスタントの中澤有美子(47)が「さすがの安住さんでも、そうですよね。安住さんあまりそういうことおっしゃらないから。誰だってそうですよ」とフォローを入れる場面もあった。

 同月12日の同番組にはシンガーソングライターの山下達郎(69)がゲスト出演。安住アナから「昨日、全国ツアーの初日、八王子で迎えて。夜9時過ぎに終わったんじゃないですか?」と問われた山下が「はい、そうです。ご飯も食べずに帰ってきて、9時に起きるなんて久しぶりです。安住さんほど忙しくないから大丈夫です」と、“働きすぎ”の安住アナを心配する素振りをみせた。

「山下さんじゃなくても心配してしまいますよね。昨年10月に『THE TIME,』がスタートし、安住アナはそれまで以上に多忙を極めることになったわけですが、ここ最近、50代の男性アナウンサーが相次いで亡くなっていますからね……」(制作会社ディレクター)

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