■2度のパワハラ報道に出演者のセクハラ発言も

 4月4日にスタートした昼の情報番組『ポップUP!』だが、番組チーフプロデューサー(CP)のX氏が同番組のアシスタントプロデューサーを務める制作会社所属のA氏にパワハラを働き、2度にわたって自殺未遂に追い込んでいたと6月9日の『週刊文春』(文藝春秋)が報じた。

『ポップUP!』を巡っては、4月7日の同誌が、番組立ち上げから責任者としてCPを務めてきた女性局員B氏が、2月頃より突然休養に入ってしまったと報じたことも記憶に新しい。B氏が番組を外れたのは、キー局初の女性編成部長に就任したことが話題を呼んだ人物の「パワハラではないか」という声が局内では上がっていたという。

「明るくあるべき昼の番組に、2度もパワハラ疑惑が報じられたんです。しかも2度目は自殺未遂ですから事態は重い。加えて、4月のスタート以来、世帯視聴率は1%後半から2%前半と、まったく数字が振るっていません。お昼の3時間の生放送でこの視聴率は即打ち切りとなってもおかしくないレベルですが、5月末にはさっそくテコ入れとも言える措置が取られました」(前出の制作会社関係者)

 5月20日からは『ポップUP!』内で“昼ドラ”『昼上がりのオンナたち』がスタート。篠原涼子(48)主演のNetflixオリジナルドラマ『金魚妻』を手掛けたチームが集結し、登場人物たちが少しの心のほころびから禁断の愛に踏み込んでいくという不倫ドラマとなった。

「テレビの前にいる主婦層が好きであろうジャンルということで不倫ドラマの制作に至ったのでしょうね。ただ、“主婦には不倫願望があると思い込んでいる”といった批判的な声も少なくありません。そして、ドラマは5月20日から毎週金曜の『ポップUP!』内で4週にわたって放送されたわけですが、最終回を迎えた6月10日の世帯視聴率は1.5%(すべてビデオリサーチ調べ、関東地区)、個人視聴率は0.7%と、番組史上最低レベルの数字だったんです。満を持して制作、放送された『昼上がりのオンナたち』は、まったく数字につながらなかったということですよね……。

 加えて、木曜パーソナリティの高嶋政宏さん(56)は毎回のようにセクハラ発言をして、ネットを炎上させるなど、トラブルが絶えません。6月9日の同番組では、『昼上がりのオンナたち』にも出演した女優の市川由衣さん(36)に対して、過去のドラマ共演でのアドリブのキスの話を突然ぶっ込み、市川さんを驚かせたのですが、そのやり取りがまた“気持ち悪い”と炎上していましたね……」(前同)

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4