■視聴率1%台……地獄のスタートを強いられる『イット!』

 そんな絶不調の『ポップUP!』に引っ張られるように、その後に続く番組の視聴率も伸び悩んでいるという。

 6月10日、『ポップUP!』終了後にはディーン・フジオカ(41)主演のドラマ『シャーロック』(2019年10月)の再放送がオンエアされたものの、世帯視聴率は1.2%にとどまった。

 また、その後にスタートした『イット!』の16時台の世帯は1.8%、17時台が3.5%、18時台が5.0%だった。

「徐々に盛り返してはくるんですが、『ポップUP!』の影響を受けて『イット!』は最悪のスタートを切らざるをえないわけです。たとえば、テレ朝では16時台に『相棒』の再放送がオンエアされていますが、世帯5.8%も取っています。『相棒』が超人気コンテンツであることを踏まえても、その差は歴然ですよね」(前出の制作会社関係者)

 日本テレビでは『情報ライブ ミヤネ屋』が、TBSでは『ゴゴスマーGO GO!Smile!-』がそれぞれ世帯4~5%の視聴率を取っている。

「その後にスタートする日テレの『newsevery.』は世帯8~9%、TBSの『Nスタ』も世帯6~7%を取ります。フジテレビだけが『ポップUP!』の影響で、1%台という地獄の底から夕方の報道番組がスタートする事態になっているんです。これではカトパンだろうと宮司アナだろうと、誰がやったっていい数字を取るのは難しい。

『ポップUP!』では、2度も出てしまったパワハラ報道にスポンサーはいい顔をしないでしょうし、超低視聴率に加え、あまりに少ないスタッフ数のため制作現場は疲弊しボロボロになっているといいます。ただ、自番組だけにとどまらず、フジテレビの午後帯全体に深刻な影響を与えていて、『ポップUP!』はもはや、“お台場の死神”とも言える存在になりつつあるんです……」(前同)

 清純派のエース・宮司アナは『ポップUP!』という超逆風も押しのけ、『イット!』を軌道に乗せることができるのだろうか!?

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