■「彼らがいた時と比べると、スタッフさんが笑わなくなった」
さらにスタッフの苦笑いしている様子を友人2人は「笑いを起こす」「仕事めちゃくちゃうまい」と勘違いしており、「お前を誇りに思うよ」と話す友人たちを見たスタッフに「心痛まないの?」と指摘されてしまう。
極めつけにジョーとディランが帰ってから、
「彼らがいた時と比べると、スタッフさんが笑わなくなった」
と、日記につづる有様。
「ただ、年に1、2回しか撮れないと言われている夜の滝つぼに月明りでかかる虹“ムーンボウ”を見事に撮ったり、ケネディスペースセンターでのロケット打ち上げをバッチリ観測したりと、しっかり活躍もしていました。
視聴者からも好評ではあったんですが、やはり見ていて不安な部分も多い。次週のメキシコロケもそうですが、ロケに関してはいとうさんや既存のメンバーのクオリティが高いこともあり、どうしても微妙に見えますね」(前出の専門誌記者)
いとうは「フラフラする」「足が痛い」などと弱音を吐きつつも、一度も足を着くことなく島根県と鳥取県を結ぶ全長1446メートル、高さ約45メートルの「皆が悲鳴を上げる急坂」、通称“ベタ踏み坂”をママチャリで制したり、6月19日放送予定のメキシコロケでも強烈なボディペイントをして町中を練り歩く姿が紹介されたりと、常に身体を張り続けているが、魅力はそれだけではない。
たとえばニューヨークの屋敷裕政は20年10月18日にYouTubeチャンネル『ニューヨークのニューラジオ』にて、いとうと共演した際のエピソードとして、
「なんか俺らが言うて、その0.1秒後ぐらいに、何もせず笑っておいたほうがええパターンか、ツッコむか、スベリそうやからフォローするって、3つぐらいの選択肢を瞬時に、最良の選択地とってる感じがしたわ」
「何言ってもスベった感じになってなかったやん。あれ、全部いとうあさこさんのおかげやと思う」
とトークスキルの高さを絶賛。
また、2月24日付の『AERA dot.』ではお笑い評論家のラリー遠田氏が、
「明るく爽やかで、体を張ったヨゴレ仕事をしていても、どこか品の良さを感じさせる――そんなアラフィフ世代の女性タレントがほかにいないからこそ、いとうさんの存在感が際立っているのだと思います」
と評している。
まだまだ不安の残るギャビン。彼が一人前になるまで、『イッテQ』を引っ張るのはいとうかもしれないーー。