■「増刊号」も夢物語じゃない!

 インタビューでは、川島は改めて『ラヴィット』が現在の地位を確立できた経緯の話をしたほか、

「漫才しながらお客さんの顔見てる感覚に近い」「何の気なしにボケたことがトレンドに入ってるのを見て、エンディングで拾ったり。炎上しかけてることも、あえて本番中に触れることで、その状態自体が笑いになるんですよ」

 という理由で、CM中にツイッターで生の声を調べていることを明かしている。

 また、お笑い色を強くしつつも「せっかく来てくださった俳優さんだとか違うフィールドの方や視聴者を置いてけぼりにしてしまう」ということに気を付けて番組作りをしており、

「(最初からやりたい放題だと)良かれと思ってやってることでも、見る人を不快にさせたり、時には傷つけることもあります。

 だから、品は大事にしてるんです。それは自分のルールとしてあって、違う笑いのとり方がいっぱいあるのに、品のないテーマやロケに僕はゴーサインを出したくない」

 というポリシーも明らかに。「当面の夢」として「週末に“増刊号”をやりたい」「『王様のブランチ』に“今週の『ラヴィット!』”というコーナーを作ってほしい」という野望も、改めて語っている。

「“増刊号”といえば、伝説の長寿番組『笑っていいとも!』(フジテレビ系)の“いいとも増刊号”が思い浮かびますが、実際に『ラヴィット!』を“令和版いいとも”と呼ぶ声も多く、朝の情報番組としては異例のParaviスピンオフ『真夏の夜のラヴィット!』を配信したり、4月3日には『はみ出しラヴィット!SP 赤坂マッドマックス〜怒りのデスラヴィット!〜』というタイトルから、すでにお笑い全開な特番をしたりと、着実に平日朝の枠を超えつつある。意外と夢物語ではないかもしれませんよ」(前同)

 BTS重版効果で、さらに加速しそうな『ラヴィット!』。日々の積み重ねが、運を呼び込んだに違いないー-。

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