■『遺留捜査』も終了!? 栗山千明にピンチが!

 新枠では10月クールに『科捜研の女』が放送される、とも一部では報じられている。

「一発目がシニア層に支持されている『科捜研の女』というのはちょっと拍子抜けですが、これはこれまで局を支えてくれたレジェンドドラマに感謝を込めて――といったところでしょう。

 テレ朝のドラマ改革の“本命”は来年1月クールスタートのドラマで、西島秀俊さん(51)が主演を務め、上白石萌歌さん(22)の出演も決まっているといいますからね。キャストから考えても、明らかにコア層を意識していることがうかがえます。

 そう考えると『捜査一課長』も『科捜研の女』も、そして『遺留捜査』もシリーズの継続は難しいのではないでしょうか。いずれのドラマもコア層ではない、シニア層がメインの視聴者ですからね……」(前出の制作会社関係者)

『遺留捜査』の公式サイトに掲載されたドラマのメインビジュアルにも「これが最後のメッセージ」と、シリーズ終了を匂わせるかのようなコピーが踊っている。

 前出のワイドショー関係者は言う。

「百万石行列の騒動で支持を失う可能性もある栗山さんにとっても『遺留捜査』の終了はかなりの痛手になるのではないでしょうか。栗山さんは2年前に大手事務所から独立して、現在は個人事務所で活動していますが、独立前だったら祭りの運営サイドともしっかりと連携を取り、このような炎上は招かなかったはず。

 慣れていない部分もあったのでしょうが、百万石祭りの対応は今後の仕事にも影響を及ぼしそうです。まず、ああいったイベントには呼ばれなくなる可能性が高いですよね」

 5月20日には出演する映画『鋼の錬金術師 完結編 復讐者スカー』が公開されており、6月24日にも『鋼の錬金術師 完結編 最後の錬成』の公開が控えている。また、7月1日からは栗山が主演を務めるドラマ『晩酌の流儀』(テレビ東京系)がスタートする。

「ただ、劇場版『鋼の錬金術師』は原作ファンからも不評ですし、興行的にも振るっていません。それに主演ドラマが控えているものの『遺留捜査』のような定期的に入ってくる人気シリーズの終了は痛いはずです。

 また、今回のお祭りの一件で、キャスティングするほうも及び腰になってしまいかねない。栗山さんも早々に謝罪コメントを出しましたが、一度落ちたイメージはなかなか回復しません。そうなるとCMにも影響が出かねない。

 クエンティン・タランティーノ監督の『キル・ビル』(2003年)への出演で、ハリウッド女優としても知られる存在の栗山さんですが、仕事消滅の危機に直面する可能性も一部関係者の間ではささやかれていますね……」(前同)

「百万石まつり」の騒動は、今後の栗山の仕事にどのような影響を及ぼすのだろうか――。

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4