■厚労省が注意する事態に

 尾木ママは番組内で、

「例えば韓国なんかでは自殺っていう言葉も使わないんですね。極端な選択っていう表現で和らげておられるとかそれからWHOなんかもその死因について言わないとか場所の特定しないとか、ガイドライン決まってるんですね」

「我が国でも一応報道の時の基準がありますけれども、そこんところ今の時期ゴールデンウィークだから僕はすごく心配してて、連鎖を防ぐっていうところですごく気を使いたいなというふうに思っています」

 という風に「若者や子供たちの“連鎖”」につながらないように、とコメント。

 同日に厚生労働省は直接の番組見こそ出さなかったものの、

《ガイドラインに準じた報道を実施するよう要請を行いましたが、一部の報道機関でこれに反する報道が行われているため、あらためて要請を行いました》

 と、明らかに『めざまし8』の一件と思えるツイートを中継後にしている。 

「そのほか、5月18日放送回で“4630万円誤送金事件”をめぐって電子計算機使用詐欺罪の容疑で逮捕された田口翔容疑者について“独自”とまで題して紹介した知人やパチンコ屋に居合わせた人物の“100万円近い現金を持ってパチンコ店を訪れた”という報道が誤りだったことが発覚し、翌日に番組内で謝罪しています」(前同)

 このほか、軽い「うっかり」では6月9日放送回でMCの谷原章介(49)が15年に結婚して子供もいるボクサーの井上尚弥選手を独身と勘違いしていて、途中で気付き「井上さん、奥さん、大変失礼しました」と頭を下げ謝罪したり、6月22日には永島優美アナウンサー(30)が水曜日のめざましテレビ……」と言い間違えて「すみません!ごめんなさい!」と平身低頭だったりと、あまり明るい話を聞かない『めざまし8』。

 フジテレビの焦りが迷走を招いているのかもしれないー-。

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