■「フィーリング」が合う人といえば彼らしかいない!

「『女性セブン』によれば、長瀬さんは知名度やギャラでなく“フィーリング”を重視して仕事を受けているといいます。それだけに、藤原さんとタッグを組む可能性はある。

 ただ、それ以上に“フィーリング”という点でいうと、長瀬さんと切っても切り離せない2人組がいますよね」(映画ライター)

 その2人というのは、長瀬とは00年の『池袋ウエストゲートパーク』から始まり、05年のヤクザが落語家を目指す『タイガー&ドラゴン』、21年の能楽の名家にプロレスラーの息子が帰ってくる『俺の家の話』の3作品で仕事をしてきたTBSの磯山晶プロデューサー(56)と、脚本や監督業をしている宮藤官九郎(51)のことだ。

 WEBマガジン『Woman type(ウーマンタイプ)』で21年1月に行われたインタビューで「“こんな大人はかっこいい”と思う人は?」という質問に2人は、

磯山「“かっこいい”を自然体で体現している人なんですよ」「実際のお芝居では細やかな気配りをしながら緻密な演技をしてくださるんですけど、画面から伝わるのはスケールの大きさで。普通の人じゃ絶対できないことを成立させてくれる」

宮藤「最初にちょっと説明したら、すぐに本質を捉えてくれて、その後は細かい質問は一切しない」

 と話していたこともある。

 また、長瀬は宮藤について、

「ワンシーンでも、ひとつの作品でも、このメッセージを伝えるためなら、手段を選ばないという姿勢。どれだけ脱線しても、どれだけふざけても、そのメッセージさえ伝われば、僕はいいと思っている。たぶん監督もそれに近い感覚を持っているんじゃないかなって。そんなこと、話し合ったことはないから、わからないですけどね(笑)」

 と、まさに「フィーリングが合っている」ということを宮藤が脚本と監督を担当した16年の映画『TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ』に出演した際に『オリコン』のインタビューで話していた。

「磯山・クドカンペアは23年にNetflixで配信予定の『離婚しようよ』でて19年に関ジャニ∞を脱退しジャニーズ事務所も退所した錦戸亮さん(37)を起用しているし、可能性は十分あり得る。

 また、huluでは同じく辞めジャニの山下智久さん(37)が『THE TRAD』に出演して外国人俳優たちと共演していましたが、長瀬さんは演技力だけでなく、海外の俳優と並んでも身長、ルックスともに遜色ないし、十分あり得ると思いますよ」(前同)

 引退後、肩書を「表現者」としている長瀬。どうしようもなく表現したいものが出てきたら、その時に大きな動きを見せるかもしれないー-。

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