■海外ロケも復活し盛り上がっている『イッテQ』

「『イッテQ』はコロナ禍で20年5月から2年以上海外ロケが行えていませんでしたが、今年5月22日にアメリカロケが復活。6月12日放送回ではアメリカ、19日はメキシコと、まだ国内ロケだけの回もあり油断はできませんが、順調に復活しつつあります」(前出の専門誌記者)

 直近6月19日放送のメキシコのサン・ホセ・デル・カボロケはいとうあさこ(52)が2年ぶりに海外へ飛んだ。

 バギーで断崖絶壁にある全長330mの木製吊り橋をおっかなびっくり渡ったり、オフロードで15分以上、時速90キロオーバーで砂漠を走って「砂かけばばぁ」と化したりと、国内では絶対に撮れない迫力ある映像が提供された。

 また、メキシコは死生観の違いから日本では暗い印象の「骸骨」や「葬式」、「死者の日(日本でいう“お盆”)」がポジティブに認識されているのは有名な話だが、それにちなんだ全身ボディペイントも披露。蛍光塗料を光らせて完成する芸術作品だったのが肝心のブラックライトを切らしており、背中側が素肌丸出しのまま夜の街を練り歩いたうえ、無茶ぶりで即席ダンスを踊る姿にナレーションは「芸歴25年。これがベテランの対応力」とコメント。

 その後もニッポン大好きダンサーONINOROI氏とひょっとこ踊りをしたり、コルテス海に面する街、ラ・ベンターナで見られる小型のイトマキエイ“モブラ”が繁殖のため集まり、青い海を黒で埋めつくす神秘的な光景も観測して、ロケは大成功に終わった。

「最後の、あの魚の軍団……あれ見た瞬間“やっぱり『イッテQ!』これこれ!”と。 もう本当にちょっと熱くなったよね」

 と、出川哲朗(58)はスタジオでコメントしている。

「今回のVTRに、メキシコも含めてかれこれ118カ国を訪れ、いろいろなチャレンジをしているイモトさんが刺激を受けないわけがない。まだお子さんが0歳児なので、以前ほど自由に各地を回るのは難しいかもしれませんが、海外ロケ復帰もそんなに遠い話ではないと思いますよ」(前同)

「イモトのワールドツアー」復帰第一弾はどこの国になるのか? いまから楽しみだー-。

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