■あんなにも嫌いだった勉強を自らやるくらい、1日でも長く踊りたかった

 そして感じた47歳での体の異変。自分の衰えを突きつけられた僕は、いつまでも動ける体のために何をすべきなのか考えるようになりました。そこで知ったのが、「ジェロントロジー(加齢学)」です。

 ジェロントロジーとは、年を取ること、健康であり続けること、自分らしく生きることを学問として捉えたもの。それに興味を持った僕は、アメリカの大学の通信課程に入って勉強しました。学生時代、あんなにも嫌いだった勉強を自らやるくらい、1日でも長く踊りたかった。それくらい、ダンスはかけがえのないものなんです。

 それから2016年に考案しスタートさせたのが『ダレデモダンス』。文字通り子どもからお年寄りまで、誰でも楽しく体を作れるダンスです。従兄弟の丸山泰幸が院長を務める岩南病院の患者さんたちを中心にしたワークショップなどを行っていますが、皆さんの元気いっぱいのダンスと笑顔を見ると、僕のほうが元気をもらえます。

 今年60歳になり、キレやスピードは若い頃のようにはいかないかもしれない。でも今が一番ダンスを楽しんでいるような気がしますね。

SAM(さむ)
1962年1月13日生まれ。埼玉県出身。1993年、TRFのメンバーとしてメジャーデビュー。ダンサーとしてのパフォーマンスの他、コンサートのステージ構成・演出をはじめ、多数のアーティストの振付やプロデュースも手がける。2012年に発表したエクササイズDVD『EZ DO DANCERCIZE』がミリオンセール突破の大ヒット。2016年から一般社団法人ダレデモダンスの代表理事としても活動。

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