■『スマスマ』最終回の生放送パートも担当

 1992年入社の西山アナは現在、『めざましどようび』、『めざまし8』のナレーション(火曜)、スポーツ中継、そして『めざましテレビ』の人気コーナー「きょうのわんこ」のナレーションなどを担当している。

 また、これまで、『FNS27時間テレビ』、『笑っていいとも!』、『とんねるずのみなさんのおかげでした』『HEY!HEY!HEY! MUSIC CHAMP』、『めちゃ×2イケてるッ!』といったフジテレビを代表する人気番組に出演。

 タモリ(76)、ビートたけし(75)、明石家さんま(66)、とんねるずダウンタウンSMAPナインティナインといった大スターと共演し、彼らもから「キクちゃん」と呼ばれ親しまれてきた。

 2016年12月の『SMAP×SMAP(スマスマ)』最終回は全編事前収録の予定だったものの、番組の構成作家の中心にいた鈴木おさむ氏(50)が「生放送パートを設けよう」と提案。生放送で視聴者からFAXを募り、西山アナが読み上げるという番組構成となった。

「SMAP解散が決まっている中で放送された『スマスマ』最終回の生放送を任されるというのは、西山アナに絶大な信頼感と安定感があったからでしょうね。

 生ですから一歩間違えれば大事故にもなりかねない。ただ、彼女は『スマスマ』でコーナーのMCなども担当し、SMAPや番組ファンにも親しまれていた。そして見事にその役割をこなしてみせたんです。やる人、やり方が少し違えば、大炎上となる案件だったのではないでしょうか」(前出の制作会社関係者)

 ベテランの西山アナだが、若手アナウンサーからの信頼も厚い。

『めざましテレビ』の7代目メインキャスターを務め、現在は『めざまし8』を担当している永島優美アナ(30)は6月4日配信の『Number Web』のインビューで「特に西山喜久恵さんには“永島さん、こういうことですよね”と優しく言っていただいたり、言葉につまったらすぐにフォローしていただき(笑)。そういう姿を見て、アナウンサーをすごく尊敬していました」と語っている。

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