ネットフリックス「300人クビ」「山下智久主演作も製作中止」で“ワケありタレント“に悲鳴?「ジャニーズ退所」に歯止めがかかる理由の画像
山下智久、錦戸亮

 アメリカを中心に世界的に浸透している大手動画配信サービスNetflix(ネットフリックス)に、過去10年で初とも言える暗雲が立ち込めている。

 6月23日にロイター通信が、ネットフリックスが全従業員の4%に当たる300人を解雇すると報じたのだ。同社は声明で「事業投資はこれからも続けるが、収入の伸び鈍化に合わせてコストの増加を抑えるため、調整を行った」としている。

「家族でアカウントを使いまわしている人の多さや、他社とのサブスク競争にくわえ、致命的だったのはロシアによるウクライナ侵攻。これでロシアから撤退したことで、会員数が70万人減少したという報道もありました。

 会員数の減少は過去10年間で初めてとのことです。こうしたネットフリックスの苦境に、日本の芸能人も巻き添えを食っていることも十分考えられる。実例として、すでに公開中止になってしまった作品もありますからね」(専門誌記者)

 ネットフリックスは、12年に韓国で大ヒットした『建築学概論』のリメイク版の主演を山下智久(37)が務めることを、21年11月に発表。山下にとっては、15年放送の『5→9〜私に恋したお坊さん〜』(フジテレビ系)以来役6年ぶりのラブストーリーということもあって期待されていたのだが、この6月21日に制作中止が発表され、ファンを落胆させている。

「全ての制作関係者がクリエイティブの方向性で満足できる作品の開発を目指してまいりました。しかし、オリジナル版映画『Architecture101』(※『建築学概論』の英題)に敬意を表することを優先し、この度各社同意の上同作の制作を中止いたしました」

 と、同社は制作中止の理由について説明している。

「ネトフリは、テレビ局と違って、大手芸能事務所やスポンサー企業への忖度がない。そのため、20年10月にジャニーズ事務所を辞めた山下さんのように“辞めジャニ”も起用しやすいという点で期待されていました。ネトフリが、今後作品を絞ってくる、ということになると、今後は厳しくなるかもしれませんね」(前同)

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