■中村の激辛好きは本物

 石原も1口目はつゆをつけずに蕎麦を食べるという、ちょっとしたマニア。そんな石原の案内で向かった「進化系立ち食いそば」1軒目は、麹町にある「SOBA STAND そばうさ」だった。うさ=USAだそうで、店内はアメリカをイメージした造作なのが珍しい。こちらの評判は聞いているが、残念ながら未訪問。

 そこで一行は看板メニューで事実、人気NO.1の「バジル冷そば」(850円、価格はいずれも当時)を食べた。太めの平打ち麺でコシの強い、こだわりの田舎そばにレタス、アメリカの朝食をイメージしたスクランブルエッグにベーコンをトッピングし、バジルペーストにそばつゆを混ぜた汁に漬けて食べる一品。「イタリアンとアメリカンの融合した一杯」だそうだ。

 そして、2軒目は人形町の「そば助 人形町店」。つなぎなしの十割そばを使い、醤油を一滴も使わない黄金の塩だしが特徴という、16年にオープンした店だ。巨大な一枚韓国海苔に覆われ。特製のラー油がやみつきになる、こちらの人気メニュー「元祖ラーそば」(800円)を食べ、中村も「家の近くにあったらめっちゃ通う」と絶賛。

 もっと辛くしたい場合はコマ唐辛子で調整するが、2杯もさらにかけたところを見ると、中村の激辛好きは本物だ。中村は中村でも、中村橋之助(56)も番組で紹介したらしいが、残念ながら19年10月に人形町店は閉店している。もっとも、他に稲荷町に本店、浅草や池袋に支店があり、筆者も数年前に池袋西口店で軽く飲んで〆に使った。

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