■殿が「いいよ!」
山田は以前、松本と食事に行った際、松本がごちそうしてくれたことがあったため、「あれ? この流れ、もしや」と危惧。心中で「いくら先輩とはいえ、毎度毎度ごちそうしてもらうのは申し訳ない」「俺、また一番高いの頼んじゃってるし」と葛藤、さらにマネージャーも一番高いものを頼んでいたため「今日は絶対俺、自分で払って帰ろう」と決意を固めた。
山田たちがなんとか早く店を出るため急いで食事を済まそうとしていると、松本のマネージャーが会計に立ったため、山田は「あ、ヤバい」と大慌て。すると店員が「4名様分ですか」と言ったため、山田は松本と松本のマネージャー、スタッフ2人分の会計だと思い、「あ、これは俺らじゃないぞ」「俺ら先に来てるし、その辺を気遣ってくれたんだ、よかった」とひと安心。
しかし、松本が「あれ? 2人の分は?」と声を上げたという。山田は「そりゃそうだよな。松潤さん、見えてないわけないわけないんだよ。本当に現場でもスタッフさんのこと気にかけて」「キャストのことだけじゃなくて、本当に幅広く目線を向けていろんな人の名前も覚えて。いろんな人のことを見てる人だから」と、松本の人柄を絶賛。
すぐに松本のマネージャーが山田たちの分も払おうとレジに向かったため、山田が思わず「もういいです! 僕たち……僕、払わせてください!」と立ち上がり、レジ前で松本のマネージャーと押し問答していたところ、「殿が、後ろから“いいよ! いいよ!”って」「僕はね、立ち上がった腰を下ろしてですね、椅子に。心の中で思ったんです。“殿、殿……”」と、松本への感謝を語った。
『どうする家康』では、松本演じる家康の家臣である本多忠勝を演じている山田。ドラマの公式ホームページで、大河に出演することに「喜びだけじゃない、なんかこうすごい責任感というか、任されたんだなというのを、すごく感じる」と語っていた。
一方、松本は「いいチーム感が出ればいいなと思ってます」と語り、同ドラマで家臣を演じる大森南朋(50)から“飯担当”に任命されそうだと明かし、「殿、今日どうしましょう! って毎回言うって言ってたんで」と、現場の雰囲気の良さをうかがわせた。山田は恐縮していたが、家臣におごるのも殿の務め!?