■「やっぱりママがナンバーワン」

「高校生の主人公(黒島結菜)が参加した産業まつりで自校の料理部が1位になって、就活がうまくいかず悩んでいたことを明かしつつ、目を赤くして言葉に詰まりながらスピーチをする場面でした。たしかにライバルも含め客が声援を送る感動のシーンではあったんですが、そこまでもらい泣きするような場面でもないんですよね……」(前出の女性誌記者)

 SNSでは当時広末の朝ドラ受けについて、

《広末涼子、ほんとにちむ見てるのかな?泣くような場面なかったけど》《広末涼子、焦りまくりで笑った。私なら「予告で大おじさん出たとき」って言う。》《広末さんのように澄んだ心を持ってないから、最後の暢子のスピーチはひいた…なぜここで自分の就活と将来の夢の決意表明⁉︎謎の会場全体から湧き起こる歓声》

 という声が殺到。脚本が低評価気味なことから、「気を使ったのでは」という声まで出る始末だった。

「とはいえ、荒れたのはあくまでも“脚本の感想”についてのことで、広末さんの人格そのものがバッシングされたわけではない。何よりも、演技力は『バスカヴィル家の犬』で絶賛されたばかり。『ユニコーンに乗って』でも、きっと素晴らしい演技を見せてくれると思いますよ」(前同)

『バスカヴィル家の犬』の初日舞台あいさつで広末は自身のナンバーワンのものについて聞かれ、こう話している。

「私にとっては母かな……やはり、ママあっての自分で。産んでもらって、育ってもらっては、もちろんだけど……ママのフォローがなかったら無理だなと思うと、やっぱりママがナンバーワン」

 気づけばそんな「母親」を演じる機会が増えた広末。『ユニコーンに乗って』での活躍に、期待したいー-。

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