■長谷川の人生の転機となった出来事を熱演してほしい!

 間宮祥太朗(29)主演の『ナンバMG5』は、「普通の青春に憧れる一家そろってヤンキーの少年が家族に内緒で“逆高校デビュー”をするも、正義感から時には特攻服も着て……」というお話。森本は、そんな主人公の二重生活の秘密を知る大丸大助を演じた。

「主人公の剛(間宮)に対し“恋のライバル”として敵対心を燃やしつつも親しくなっていくキャラクターですが、表情はコロコロ変わるしリアクションもかなり激しく、“漫画から飛び出たみたい”と評する視聴者も多い。女の子を助けるためとはいえ“暴力反対!”と言いながらヒップアタックをしたり、絶妙なおバカキャラでした。

 それだけに、若いころの長谷川さんを演じさせてもハマるでしょうね。“のりのりまさのりダンス”も、ジャニーズらしくキレキレで披露してくれると思いますよ。幼少期からの半生を描くとのことなので、渡辺さんと出会う前の多くの場面に期待したくなりますね。

 多くの人物との縁もあるので、他キャストとの掛け合いにも期待です」(前出の女性誌記者)

 たとえば、長谷川が芸能界入りするキッカケとなった“リアル劇団ひとり”さんがいる。当時、特に目標もなく地元北海道でバイト生活だった長谷川が出会った、ほとんど1人で劇団を主宰している人物だ。彼の演劇に参加したことで「人を笑わせるって本当に気持ちがいい」と気付きお笑い芸人を目指したと、自著『くすぶり中年の逆襲』(新潮社)で語っている。

「クサいんですけど、“なんでも本気でやれ”とか。そういうのは教えられました。“演技するな!どうせお前は演技できないんだから本気で行け!”とか、“本気で笑え!泣け!”とか。熱かったですよ。

 そういう熱い人だったから僕も感動して。スタッフも入れて何人かで1つのものを作るって初めての経験だったので、終わってから泣いたし、感動したし、いろいろなことを教えてくれたから。ありがたかったです。本当に熱い人でした」

 と、昨年12月12日公開の『日刊大衆』インタビューで長谷川は振り返っている。ツカミの「こんにちは」についても「そのイズムは継承して、本気で“こんにちは”をやってます」としていた。

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