トム・クルーズ『トップガン』新作が興行収入1000億円突破!今もスタントを自らこなす「アクションバカ」神話の画像
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 人気ハリウッド俳優、トム・クルーズ(59)の出世作である『トップガン』(1986年)。その続編である『トップガン マーヴェリック』が、36年の時を経て公開され、世界興行収入1000億円超えの大ヒットを記録している。

 トムはスタントを自分でこなすことで有名だが、そのきっかけが、前作の『トップガン』だった。

「それまで青春映画に出演していたトムが、24歳のときに出合ったのが前作。当時から、強心臓ぶりを発揮し、F-14に乗る撮影中、失神や嘔吐をしなかったのは彼だけだったと言います」(映画ライター)

 新作も息をのむスカイ・アクションの連続だが、厳しい訓練の成果だという。

「トムは、他の俳優たちがF-18に搭乗できるよう、5か月間の訓練プログラムを考案。プロペラ機、アクロバット飛行、ジェット機と、G(重力)に耐性をつけるために段階を踏んで訓練したそう。リアルな演技のため、海軍にも足を運んだそうです」(前同)

■本職のスタントマンも脱帽

 超音速戦闘機のF-18に乗るには、7〜8Gに耐える必要があるとされる。スタント歴約40年の高橋昌志氏が解説する。

「僕も乗用車で300キロを出して同様の重力を感じたことがありますが、8Gは上から320キロの重さを受けるようなもの。これは“縦G”と言って、体全体に負荷がかかる。すると、頭の血流が下に押されて失神するんです。かなりの練習が必要だったと思います」

 今冬、過激スタントに挑んだ映画『狼 LONEWOLF』が公開される高橋氏。そんな本職のスタントマンもトムのアクションへの情熱には脱帽する。

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