■『ミッションインポッシブル』シリーズでも
トムのスタント魂の象徴が、『ミッション:インポッシブル』シリーズだろう。
「4作目『ゴースト・プロトコル』(2011年)では、ドバイにある世界一の高層ビル、ブルジュ・ハリファ(828メートル)によじ登ると、5作目『ローグ・ネイション』(15年)では、離陸する飛行機にしがみつき、上空1500メートルまで上昇。もちろん、すべてスタントなし」(前出の映画ライター)
とはいえ、トムも人の子。スタントに失敗し、ケガを負ったこともあるという。
「6作目『フォールアウト』(18年)では、幅9メートルのビルの谷間をジャンプするも距離が足りず、骨折。しかし、完治する前に現場復帰したそう。骨折シーンも、本編で使用されているというから驚きですね」(前同)
■女優ケイト・ハドソンのパーティでサプライズ!
そんな“アクションバカ”のトムの初スタントは、なんと4歳のときだった。
「パラシュートをイメージして、ベッドのシーツをはがし、家の屋根からダイブ。“死ぬかも”と思ったのと同時に、“面白い”と思ったそうです」(同)
こんな逸話もある。
「女優のケイト・ハドソン宅のパーティにサプライズ参加。約2.4メートルの門をよじ登って登場し、庭でバク転をしてみせたそう」(同)
来年、映画史上初の宇宙での撮影に挑戦するというトム。不可能を可能にしてきた男の“ミッション”は、まだ終わらない。