■羽鳥・宮根・安住アナ……“3強”の牙城崩壊!? 『ミヤネ屋』はすでに王者陥落

 前出の制作会社関係者が続ける。

「男性アナウンサーでは羽鳥慎一さん(51)、宮根誠司さん(59)、TBSの安住紳一郎アナウンサー(48)がこれまで“3強”と言えた。同じTBS系列の局アナ仲間でもあった安住アナは『THETIME,』(TBS系)で苦戦を強いられていますが、人気と安定感は抜群。ラジオ番組『安住紳一郎の日曜天国』(TBSラジオ)も絶大な支持を受けており、局アナの枠にとどまらない活躍をしています。

 羽鳥さんも宮根さんも元局アナで、今やトップMCですが、石井さんもそこに迫るところまで来ていると言われています」

 羽鳥がMCを務める朝の情報番組『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日系)は、世帯視聴率10%超えが当たり前で、2021年の年間平均視聴率が個人全体5.6%、世帯10.6%を獲得し、2年連続横並びトップとなるととともに、5年連続の年間民放トップとなった。

「テレビ各局が重視する13~49歳のコア視聴率はそれほどではありませんが、世帯視聴率ではライバルの『スッキリ』(日本テレビ系)と『めざまし8』(フジテレビ系)を大きく引き離しています。

 また、羽鳥さんは日テレ時代から現在に至るまで『24時間テレビ』(日本テレビ系)の総合司会を担当。今年で12年連続ですが、古巣の日テレからも愛されていることがうかがえます」(前同)

 羽鳥と同じ事務所に所属する宮根は『情報ライブ ミヤネ屋』(読売テレビ制作、日本テレビ系)を軸に『Mr.サンデー』(フジテレビ系)など、複数の情報番組、報道番組を担当。7月10日の選挙特番『Live選挙サンデー』(フジテレビ系)でもMCを務める。

「その『ミヤネ屋』と『ゴゴスマ』は今、視聴率で拮抗していて、もはやがっぷり四つに組み合っています」(前同)

『ミヤネ屋』は2009年から2018年まで9年連続で平日昼の同時間帯の通期平均視聴率1位を獲得。競争が激しいワイドショー戦線の中で、不動の人気を誇る番組だった。しかし、2021年2月には『ゴゴスマ』が『ミヤネ屋』を上回り、同時間帯トップに躍り出たのだ。

 7月4日の『ミヤネ屋』の世帯視聴率は5.5%(すべてビデオリサーチ調べ、関東地区)、『ゴゴスマ』は5.3%。5日はそれぞれ5.8%、5.3%、6日は4.9%、5.2%と、たしかに両番組は抜きつ抜かれつの接戦を繰り広げている。

「『ミヤネ屋』は長寿番組ですからマンネリ化も指摘されていますし、時折、高圧的な司会ぶりも垣間見える宮根さんには、批判的な声も少なくない。一方の石井さんは好感度抜群。『ゴゴスマ』の好調も石井さんの安定的な司会ぶりや人柄によるところが大きいですよね」(同)

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