今夏の参院選で、ひそかな話題を集めている候補者がいる。その人物は、“ガーシー”の愛称で知られる東谷義和氏(50)だ。
「東谷氏はもともと芸能界の周辺にいた実業家で、多くの芸能人と交友関係を持っていた。だが、自身の借金問題などから、今年2月にユーチューブで自分のチャンネルを開設すると、交流のあった有名人の素顔を次々と暴露。時の人となり、最盛期には、月4000万の収益を得ていたとも噂されています」(夕刊紙記者)
ひと月で4000万円とは驚くばかりだが、ユーチューブとは、それほど稼げる場所なのか。ITジャーナリストの神田敏晶氏は、こう解説する。
「主な収入は、広告つきの動画で得られる広告収入です。個人差はありますが、動画が1回再生されると、0.1円から数円の広告費が入ります。再生数が多い動画ほど、大金を得ることができます」
注目を集め、再生数を稼げば、収入に直結する。そこに目をつけたのが、同じく人気商売の芸能人だ。
「インターネットの広告費は、すでにテレビも含めたマスメディア全体の広告費を上回りました。今や、最大のメディアはネットで、その代表格がユーチューブ。芸能人の参入も年々、加速しています」(前同)
そこで今回、ユーチューブ分析サイトなどのデータを基に、本誌が独自取材を敢行。芸能人のユーチューブ収入を調査してみた。
■総視聴回数が6億超えの『しもふりチューブ』
まずは芸能人の中でも、ユーチューブへの参入が多い芸人枠から。登録者数160万人、総視聴回数が6億超えのチャンネル『しもふりチューブ』を運営するコンビ芸人の霜降り明星は、月収1360万円(金額は推定。以下同)と圧倒的。
ツッコミ担当の粗品は、外れ続ける馬券予想で人気を集める『粗品 OfficialChannel』が登録者数100万人を超えており、2000万超えも視野に入る。