■冷や奴にミョウガ、イワシも
暑い季節にピッタリの冷や奴。そのお供のミョウガも免疫力を高めてくれる。
「香りが食欲をかきたててくれますが、その正体はαピネンという成分で、抗菌や解毒の作用があります」
冷や奴と同様、ビールに欠かせない枝豆もいい。
「ビタミンCの他、ビタミンB1とB2が豊富です。脂質や糖質を分解して、エネルギーを作ってくれるので、夏バテを予防できます」
夏バテで体力が落ちれば、ウイルスの餌食になりやすい。今年は猛暑が予想されるだけに、体調管理にも気をつけたいところだ。
最後は、豊漁が伝えられる庶民の味覚、イワシ。
「DHA(ドコサヘキサエン酸)とEPA(エイコサペンタエン酸)が、血液をサラサラにして、血管を健康に保ってくれます。体内環境を整えれば、免疫機能アップにつながりますね」
おいしいものを食べて、コロナも撃退できれば一石二鳥。ぜひ、お試しあれ。
■まだある!コロナ撃退「夏の免疫力UP食材」
ウナギ 免疫調整作用があり、ウイルス感染症の予防に効果的なビタミンDを豊富に含む。
ニンニク 臭いの元のアリシンは、ビタミンB2の吸収を促進させ、細胞を活性化させる。キウイ免疫力を高めるビタミンCが特に豊富。1個食べれば1日分をまかなえるほど。
サーモン ビタミンDを多く含むうえ、亜鉛や鉄、カルシウムとの相乗効果で免疫力アップ。スイカリコピンに加えて“スーパーアミノ酸”と呼ばれるシトルリンが免疫に働きかける。