■ワインのラベルと中身に食い違い…「フランチャコルタ」問題!

 また、7月12日放送の第66話で暢子と原田美枝子(63)演じるオーナー・大城房子がワインを飲んでいたシーンでも問題となる描写があった。

 暢子らが飲んでいたワインのボトルには「Franciacorta」、フランチャコルタというラベルが貼られていた。「フランチャコルタ(公式サイト)」とは、イタリア北部・ロンバルディア地方のフランチャコルタ地域で生産されるスパークリングワインにのみつけられる商品名で、生産方法もフランチャコルタ協会によって厳格な基準が設けられている。

 だが、暢子と房子が飲んでいたのは炭酸が入っていない薄赤色のワインだったことから、一部の視聴者から「フランチャコルタ………炎上狙いのわざとか?????? びっくりして巻き戻してしまった」「どうやらこの場面では本物のフランチャコルタを用意することなく、適当なワインの瓶に『Franciacorta』と書かれたラベルを貼り付けただけなのだろう」との声が上がったのだ。

「さすがに視聴者からの指摘で気づいたのか、朝ドラの公式ツイッターアカウントでは、このシーンについてのツイートが“削除”されてしまいました。やはり、視聴者からのツッコミが原因でツイートが削除に至った可能性が高いでしょうね」(前出のテレビ誌編集者)

 そして、『ちむどんどん』のドラマに関わるスタッフのツイッターアカウントにも“追及班”の影響が及んでいるようだ。

「実は、制作統括の小林大児氏のものと思しきツイッターアカウントも消滅したんです。“番宣・Private用”と但し書きが付いてはいたんですが、小林氏の名字をもじったアカウント名、“29年目のプロデューサー”というプロフィール、『ちむどんどん』本編と関連番組の番宣を行なっていたこと、オフショットを投稿していたこと、NHKのCT‐104スタジオという位置情報などから、限りなく本人の可能性が高いアカウントでした。

『ちむどんどん』の一部の“追及班”ユーザーが、このアカウントに対して“小林大児氏のアカウントなら、ドラマについて説明してほしい”といった引用ツイートを送ったところ、それから数日以内にアカウントが削除されてしまいました……」(前同)

 脚本を担当する羽原大介氏のツイッターアカウントは、第12週「古酒交差点」の告知以来、更新されていない。

 全125話と発表されている『ちむどんどん』。すでに折り返し地点を過ぎているが、今後どんな展開が待ち、どのようなラストが待っているのだろうか。そして、これからも不可解な“消去沙汰”は発生するのだろうか……。

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