■台本にないキス、「瀬名と南だったら、普通するでしょ」
山崎が「キスって台本に書いてなかったんですか。そんなことあります!?」と驚くと、山口は「瀬名と南だったら、普通するでしょ。ねえ?」と、木村と自分が演じた2人の役名を挙げて笑った。
他にも山崎は、木村と山口が一緒にピアノを弾く『ロンバケ』の名場面の1つを挙げ、「今日はちょっと無茶ぶりでね。智子さんにあのフレーズをちょっと弾いてもらえないかなって」とリクエスト。山口は当時の演技を振り返り、木村になり替わり、ピアノを弾く山崎に歩み寄り、2人でピアノを弾く名シーンを再現し、スタジオを盛り上げた。
山口の『ロンバケ』エピソードの数々に、ネットでは「山口智子さんはいつまでもかっこいい憧れの存在」「今の若い『ロンバケ』知らない世代人たちにも見てほしいドラマ」「ほんとに全盛期のキムタクはオーラすごくて、今で例えられる人はいない」「あのキスシーン、アドリブだったの? すごい」と当時のドラマファンも盛り上がっていた。
『ロングバケーション』は、結婚式当日に婚約者が失踪してしまったモデルの“葉山南”が、冴えないピアニストの“瀬名秀俊”とひょんなことから同居を始めたことから繰り広げられるラブストーリー。2人の恋の行方に多くの人が夢中になり、平均視聴率は29.5%と高視聴率をキープ。当時は葉山や瀬名の髪型が大流行、ピアノを習い始める男性が増え、「月曜日はOLが街から消える」といわれる「ロンバケ現象」が起きた。
このドラマは、現在でも木村のドラマ主演作品のなかで、トップクラスの人気を誇っており、木村はこの成功をきっかけに、さまざまなドラマ主演を務めるようになった。そんな『ロンバケ』のキスシーンが2人のアドリブだったとは、エモすぎる!?