■「廉はキンプリの俳優枠」

 そんなときに、主演を務めた映画『弱虫ペダル』で第44回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。その会場に、別の作品の出演者として二宮も出席していたといい、そこで「いや、すごいね。廉はキンプリの俳優枠だね」と声をかけてくれた。永瀬は「二宮くんからしたら別になんも思ってない、ただスッと出た言葉なんですけど。僕からしたらすごいうれしかったんです。その言葉が」とその言葉に勇気をもらい、「俺の中でキンプリにいる価値じゃないですけど、King&Princeっていうグループの1つの武器になる部分が俺にもあったなって思えるような瞬間だった」「ここを頑張りたいと思って」と、自分目指すものが見つかったと笑顔を見せた。

 その後、永瀬は2021年放送のNHK連続テレビ小説おかえりモネ』に出演、朝ドラ俳優として全国にその名前を知らしめた。その後も、主演映画、ドラマが続き、今年1月期にはNHK連ドラ初主演、初時代劇と初めてづくしの『わげもん~長崎通訳異聞~』(NHK)に出演、「ストーリーは難解だけど、廉くんのおかげで最後まで見れた」「目の表情やセリフの間の取り方等がとても上手だと思う」「まだまだこれからも俳優として成長していくと感じた」など視聴者高評価。今年7月期には主演ドラマ『新・信長公記〈公式サイト〉(日本テレビ系)もスタート。今後、さらに演技の幅を広げ、ますますキンプリの“俳優枠”として注目を集めそうだ。

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