■「黄金のセットリスト」を見よ!
「たま」の曲を完全に自分のものにして自らの解釈を加えて出力するワタナベイビー、それに応えるように石川のパーカッションはキレッキレで、歌舞伎の見得のようだ。
ワタナベイビーは時にはギター、時にはピアノと、変幻自在。そして「たま」の楽曲のみならず、2020年に森七菜がカバーしたことでも有名な自身の大ヒット曲「スマイル」石川浩司パーカッションversionを披露。ガチ「たま」ファンも大満足なライブとなった。
石川とワタナベイビーがこの日のために作った「黄金のセットリスト」。
このセットリストがいかにスゴいか、「たま」ファンなら一目瞭然だろう。
1.牛小屋
2.方向音痴
3.ふたつの天気
4.学校にまにあわない
5.らんちう
6.日曜日に雨
7.家族
8.さよなら人類
en.スマイル
まちあわせ
また、ライブの前にはワタナベイビーも含め、「たま」ファンで知られる作家がおのおの「たま」への愛を語るトークコーナーも開催。
登壇したのは原田高夕己(漫画家/『「たま」という船に乗っていた』作画)、大橋裕之(漫画家/『音楽』『ゾッキ』)、小骨トモ(漫画家/『神様お願い』)、金子志津枝(映画『ドラえもん』キャラクターデザイン・総作画監督)、石原まこちん(漫画家/『THE3名様』)。
『「たま」で好きな曲、5曲』『「たま」を知ったきっかけ』など、個性的な作品を生みだしている作家の答えに注目が集まった。
イベント終了後、SNS上では「大満足!」の声で満ち溢れていた。
イベントの模様は8月2日(火)までアーカイブ配信中。
https://eplus.jp/sf/detail/3637360001-P0030001P021001?P1=1221
このイベントは石川の自伝を原田が漫画化した『「たま」という船に乗っていた さよなら人類編』の発売を記念したイベントで、単行本は発売中。タワーレコードオンライン及び一部書店では石原まこちん、大橋裕之、押見修造、カシワイ、金子志津枝、小骨トモ、武田登竜門、みなもと悠、吉田戦車の「たま」を愛する9人の漫画家・アニメーターによるファンアートをまとめた小冊子が特典として付いてきます。
また、8月3日(水)にも大阪・梅田Lateralで出版記念イベントを開催、詳細は下記にて。
https://t.livepocket.jp/e/kxv0j