10月スタート予定の人気ドラマシリーズ『相棒』(テレビ朝日系)の「season21」がクランクインしたことが7月25日、番組の公式サイトで発表された。
2000年に放送開始された同シリーズはテレビ朝日の看板ドラマの1つ。過去には及川光博(52)や成宮寛貴(39)、反町隆史(48)らが主演の水谷豊(70)演じる杉下右京の“相棒”を務めてきたが、「season21」では初代相棒だった寺脇康文(60)演じる亀山薫が14年ぶりに復活する。
『相棒』を人気シリーズに育て上げた寺脇演じる亀山の復活に、ドラマファンからは歓喜の声が上がっているが、同時に『相棒』がシリーズの幕引きに向かっているという話も浮上。
7月28日発売の『女性セブン』(小学館)によると、水谷には「70歳を節目にする」という考えがあったという。『相棒』は2クール連続放送のため、1年のうち約7か月間は撮影で拘束される。水谷にとっても体力的に厳しく、また、人気のあるうちに最終回を迎えたいという思いもあるとされる。
5代目相棒のキャスティングにも難航。一部では福士蒼汰(29)、町田啓太(32)、田中圭(38)、稲垣吾郎(48)、すでにドラマに出演中の仲間由紀恵(42)などの名前が取り沙汰されたものの、水谷の意向で『相棒』が今後も長く続く保証はなかった。仮に5代目相棒に決まっても、すぐにシリーズが終了してしまった場合、新たな相棒がシリーズ終了の原因と言われてしまうというリスクもあった、と記事では伝えている。
そんな中、白羽の矢が立ったのが初代相棒の寺脇だったといい、降板前後から最近になるまで水谷との不仲説も取り沙汰されたものの、水谷自らが連絡し、出演を直談判したという。
「水谷さんの意向もあり『相棒』は完全に店じまいの準備に入っているのでしょう。水谷さんはすでに“節目”である70歳を迎えており、早ければ来春、長くても2年後には終わってしまう可能性が高い。ここから4~5年やるようなことはありえないでしょう。
ただ、同シリーズは毎シーズン高視聴率をマーク。スピンオフと合わせれば6本の劇場版で100億円を超える興行収入を記録していて、テレ朝の“ドル箱ドラマ”ですからね。同局としても新たな『相棒』になる得るようなドラマシリーズを立ち上げていかなければなりません」(制作会社関係者)
■『ケイジとケンジ』は東出の“3年不倫”でシリーズ化頓挫
一部では2020年1月クールに放送された桐谷健太(42)と東出昌大(34)がダブル主演を務める『ケイジとケンジ~所轄と地検の24時~』が“ポスト相棒”になるとみられていた。ところが、ドラマのスタートと前後して東出と唐田えりか(24)の“3年不倫”が明らかになり、その計画は頓挫したと言われている。
「そんな中、“これが新『相棒』なのでは!?”とささやかれ、急浮上してきたドラマがあるんです。それは、来年1月クールに放送予定の西島秀俊さん(51)が主演を務める新たな刑事ドラマです」(前同)