■あの「顔面凶器」も「昭和の女優が持っていたような根性のある」と絶賛

 なお、平手といえば欅坂46時代に『角を曲がる』のMVを撮影中に「本当に手加減なくやる(膝を地面に打ち付ける)ので彼女の脚は腫れていった。誰かが強制的にストップをかけないと“まだやります”と言う人だから、もしかしたら壊れるまでやろうとしてるのかなと思いました」と撮影を担当した月川翔監督が『BRODY』(白夜書房)2月号で語った有名なエピソードがあるが、似たようなストイックな話を役者業でもしていたことを小沢仁志(60)がコメントしていた。

 小沢は21年12月に前後編で放送した平手主演ドラマ『風の向こうへ駆け抜けろ』(NHK)で共演しているが、放送後に投稿したYouTubeチャンネル『笑う小沢と怒れる仁志 / 小沢仁志』で撮影を振り返る動画にて平手について「落馬シーンで音を立てて顔を地面に叩きつける場面」を「バチッて音した」「めっちゃ打ち付けてたもん! やるなコイツと思った」と評し、

 「(普通は)あんな音がするまでやらないよね。昔の昭和の女優が持っていたような根性のある若い女優だなと思った。雨女以外(※平手のシーンで雨が降ってしまったらしい)」

 と絶賛していたのだ。

『笑う小沢と怒れる仁志 / 小沢仁志』

「こうして平手さんの話題が盛り上がる一方で、恋のライバルである新木さんには、ちょっと不安なことがあります。新木さんは19年に地上波ドラマ初主演を果たした『モトカレマニア』(フジテレビ系)が平均視聴率4.4%かつ、第4話の世帯視聴率3.0%が“22年現在『木曜劇場』シリーズ最低世帯視聴率”という不名誉な記録を持っていて、その後も出演作が話題にならないという、残念な事態が続いてます」(前同)

■新木演じるキャラは損な役回り

 7月19日の『東スポWEB』は、そんな事情から事務所は『六本木クラス』を起爆剤にしたかったことを報じていた。

「また、現時点で『六本木クラス』の大筋は原作のストーリーをほぼ踏襲していますが、新木さんが演じる優香、原作のオ・スアは最初こそ韓流ドラマらしい正統派ヒロインのような印象だったのが、ストーリーが進むにつれて、どこか高慢だったり自己保身に走りがちな部分が見え隠れする部分が明らかになる。そういう意味でもちょっと損な役回りなんですよね。徹頭徹尾救いようのないクズキャラとして描かれている長屋龍河(早乙女太一)や大物感のある長屋茂(香川照之)と違い、わかりやすい制裁などもないですからね」(前同)

 異例の全13話と告知されている『六本木クラス』。ここから新木は巻き返せるかーー。

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