■一度はお蔵入りになるも、最高のタイミングでの上映になった

「『新しい地図』が干されていたというのは、2019年にNHKが“公正取引委員会がジャニーズ事務所に対して、3人が民放テレビ局に出演できないように圧力をかけていた疑いがあり、注意した”と報じていますから、事実でしょう。草なぎさんも辛い時期を経験していたと思います。

『サバカン』も、『新しい地図』になってすぐにラジオの朗読劇として制作したのが、収録も終わったのにお蔵入りになってしまった、という話を、自身のYouTubeチャンネルなど各媒体で語っていましたからね。

 しかし、結果的に収録した一部は予告のナレーションとして再利用して日の目を見たし、何より草なぎさんが『ミッドナイトスワン』で日本アカデミー賞の最優秀主演男優賞に輝いた後の最高のタイミングで映画が公開されることになった。もうつらい時期は完全に乗り越えた、と言っても過言ではないでしょう。次は香取さんに期待したいです」(専門誌記者)

 香取は、今年9月23日に妻役の岸井ゆきの(30)と夫婦の映画『犬も食わねどチャーリーは笑う』の公開が控えている。本作は先行上映が行われており、

《昨日見ましたー慎吾ちん最高でしたー!サバカンも本日公開!》

 と草なぎが19日にツイートしていたほか、『サバカン』の初日あいさつでも、草なぎは映画を見たことに言及していた。

稲垣吾郎さんも、11月に“好きという感情そのもの”について深く掘り下げる大人のラブストーリー『窓辺にて』という主演映画があると告知されています。考えてみると、今年の下半期は『新しい地図』が全員映画をやる。『サバカン』はノスタルジックな雰囲気が絶妙で素晴らしい作品でしたが、香取さんと稲垣さんの映画も今から楽しみです」

 18年に『新しい地図』は、4本の短編からなるオムニバス映画『クソ野郎と美しき世界』で、共演こそないものの同じ映画に出演していて、草なぎはこの作品でも尾野真千子と共演している。

「イベントでも草なぎさんは、夢についての話で“『新しい地図』でまた映画を撮るって話して、まだ撮ってない。真千子ちゃんとやったやつからそれっきり。やっぱりまた新しい映画を撮りたい”と言ってました。ほんとに映画を作ってほしいですね」(前出のイベント参加者)

 次は、ぜひとも『新しい地図』3人の映画が見たい!

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