■実績のあるジャニメンが主演を務めてきたが……
それには理由がある。24時間テレビのスペシャルドラマはパーソナリティー同様、ジャニーズメンバーが連続して出演しているが、これまでの作品を振り返ると、主役を演じたのは滝沢や亀梨、二宮、NEWSの加藤シゲアキ(35)ら、知名度の高いジャニーズ俳優ばかり。
昨年の『生徒が人生をやり直せる学校』では、King & Princeの平野紫耀(25)が不器用ながらも熱血漢の教師を好演し、感動の渦を呼んだ。そんな平野も映画『かぐや様は告らせたい ~天才たちの恋愛頭脳戦~』や『未満警察 ミッドナイトランナー』(日本テレビ系)で主演を務めた後に「24時間テレビドラマ」に起用されていたので、主演ではないとはいえ、ドラマ経験のない影山が抜擢されたことに、あらためて“タキニ案件”という見方がなされているようだ。
■岡田准一に憧れる影山拓也
しかし、劇団ひとりは影山について「アイドルなのだけれど、昭和の好青年を彷彿とさせるルックスも役にぴったりで、初めてのドラマ出演にもかかわらず、そうとは思えないぐらい堂に入ったお芝居をしてくれて、安心感がありました」と立ち振る舞いや演技力を絶賛。
「影山は、尊敬するジャニーズメンバーの一人に岡田准一(41)を挙げるなど、役者業に力を入れたいと思っているそうです。岡田も2001年に放送されたスペシャルドラマ『反乱のボヤージュ』(テレビ朝日系)で、学生運動下の医学生役を繊細に演じたことをきっかけに、『木更津キャッツアイ』(TBS系)主演などの大きな仕事に繋がった。
影山も舞台では十分に存在感を発揮していますし、今回のドラマの出来次第では“第2の岡田准一”になれる可能性もありますね」(前出の女性誌記者)
“タキニ”と揶揄され続けているIMPACTorsのイメージ回復、また、映画やドラマで主演を張る俳優を目指す影山にとっても、24時間テレビスペシャルドラマ『無言館』は大きな分岐点となりそうだ。
「24時間テレビ45」スペシャルドラマ「無言館」