■日テレ夏ドラマは「全滅状態」

 今クールのドラマを見てみても、キンプリの永瀬廉(23)が主演を務める『新・信長公記~クラスメートは戦国武将~』はスタート前には話題を集めていたが、初回の世帯視聴率は6.1%。8月14日の第4話では3.8%に下落し、「日曜ドラマ」枠のドラマとしては、歴代ワースト3となる数字を記録してしまっている。

 また、橋本愛(26)主演の『家庭教師のトラコ』も、初回と第2話は世帯7%台をキープしていたが、以降は5%台を推移。

 林遣都(31)と仲野太賀(29)がダブル主演を務める『初恋の悪魔』は、大ヒットドラマ『Mother』(日本テレビ系)や『東京ラブストーリー』(フジテレビ系)、映画『花束みたいな恋をした』で知られる脚本家・坂元裕二氏(55)が書き下ろすミステリアスコメディということもあり、こちらも放送前から話題を呼んでいたが、一時は世帯3%台に下落するほど数字を落としていた

「テレビ各局が重視している13~49歳のコア視聴率も振るっておらず、17日の『家庭教師のトラコ』は2.1%、20日の『初恋の悪魔』は2.0%、21日の『新・信長公記』は2.6%でしたからね。日テレのプライム帯のドラマは、“全滅状態”とも言えるほどなんです」(前出の制作会社関係者)

■日テレ局内から噴出する「ドラマ班は何をやってるんだ?」の声

 一方、日本テレビのバラエティ番組は絶好調。『世界の果てまでイッテQ!』は1週間で最も高いコア視聴率を取り続けている。また、『有吉ゼミ』、『しゃべくり007』、『月曜から夜ふかし』、『ヒューマングルメンタリー オモウマい店』、『ぐるぐるナインティナイン』、『秘密のケンミンSHOW極』、『ザ!鉄腕!DASH!!(鉄腕ダッシュ)』なども、同時間帯でトップのコア視聴率を記録している。

「ドラマだけがすべっていて、日テレ局内からも“ドラマ班は何をやってるんだ?”という声が出るほど。その日テレが手掛ける『24時間テレビ』のスペシャルドラマがどれだけ数字を取れるかが、番組成功のカギを握ることにもなりそうです」(前同)

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