■「リハ室に24時間閉じ込められてすごかった」

 たとえば、初期の『めちゃイケ』のコーナーとして「サイコロで顔が出たメンバーの顔面をハリセンで叩く」というものがあったが、叩かれる際に顔をそむけると「笑いが逃げる」とスタッフに怒られ、「出川哲朗が顔面からバレーボールマシンの球を受けているVTR」を見せられ「これをやれ」と濱口は言われたという。

「かまいたちは08年~09年に『新しい波16』という番組に出演していましたが、これは『めちゃイケ』の片岡飛鳥プロデューサーが企画を担当した番組。そのため、片岡さんの名前こそ伏せていましたが濱家隆一さんも似た経験をしていて、濱口さんたちと苦労を分かち合っていました」(前同)

『めちゃイケ』の収録は、とにかく長丁場だったことで知られているが、『新しい波』でも濱家は「コント(ネタ)が出ない!」と言っているのに「リハ室に24時間閉じ込められてすごかった」という思い出を話したところ、濱口は「あのチームの悪い癖」、有野は「長いといいみたいな。長いと頑張ってる感が出るみたいな」と、“あるある”で盛り上がったのだ。

「ちなみに、21年の次長課長河本準一さん(47)とタカアンドトシトシさん(46)、オリエンタルラジオ藤森慎吾さん(39)らによるYouTubeチャンネル『こうもトシんご』によれば“昼ごろに現場に入っても、終わるのは翌日の明け方という収録スケジュールがザラ”、同年の『あちこちオードリー』(テレビ東京系)で『めちゃイケ』レギュラーだったオアシズが言うには“収録は毎週2回、20時間に及ぶことも多々だった”“夜中1時から朝5時くらいまでの収録もあった”などが明らかとなっています。これに限らず“とにかく大変な番組だった”という論調で、よく芸人たちがこぼしていますね」(前同)

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