■思わぬところで巻き添えを喰らった従弟の存在

「香川さんからは終始、後悔の念が漏れ出ていて、言葉を詰まらせないようにしているように見えました。“与えられていただける仕事”の部分は“与えられ、って…”という感じに噛んでしまい、緊張も伝わってきましたね。

 香川さん自身『THE TIME,』や、趣味が高じてスタートした『香川照之の昆虫すごいぜ!』(NHK)の今後、現在放送中のドラマ『六本木クラス』(テレビ朝日系)など、あまりの多く番組への反響に頭を抱えたと思いますが、まったく別のところで巻き添えを食ってしまった人物もいるようです」(専門誌記者=以下同)

 その人物とは、香川と「いとこ」関係にある歌舞伎役者の四代目市川猿之助(46)だ。近年では、20年に放送したドラマ『半沢直樹』(TBS系)で香川と共演を果たし、第1部の宿敵として香川演じる大和田常務をも上回る悪役ぶりを怪演し、「詫びろ詫びろ詫びろ半沢ァッ!!」というセリフが話題になったことも記憶に新しい。

「ちょうど、香川さんの一件が報じられた直後の25日、猿之助さんが10月スタートのSixTONESジェシーさん(26)初主演連ドラ『最初はパー』(テレビ朝日系)で、ジェシーさんの相方を務めることが発表されたばかりだったんです。しかも、いろいろと話題を呼ぶ要素が目白押しだったんですよね」

『最初はパー』は、何をやっても中途半端な政治家の息子である26歳の利根川豪太(ジェシー)がお笑い養成所に入学し、46歳でこれまで裏社会で生きてきたらしい男、澤村銀平(猿之助)とお笑いコンビを組んでプロを目指す、というお話。

 時間帯は午後11時15分と遅めだが、企画・原作・脚本をヒットメーカーの秋元康氏(64)が手掛け、さらに総合監修を担当するのは『ゴッドタン』を筆頭にテレビ東京で多くの名作を生み出してきたテレビプロデューサーの佐久間宣行氏(46)だ。

「ところが、世間は完全に香川さんの不祥事でもちきりで、『最初はパー』がスタートするという話題が、さほど注目されなかった……。香川さんは猿之助さんにお世話になっているから、かなり気にしているのではないでしょうか」

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