■赤楚衛二がついに有村架純に告白

「第5話では、高校時代から石子に想いを寄せていた赤楚衛二(28)演じる大庭がついに石子に告白。これまで石子と羽男の夫婦漫才のような丁々発止のやりとりをひたすらに子犬のような潤んだ瞳で見つめ続け、おいでやす小田(43)が演じるそば屋の石崎に《実らない恋だったねぇ~》と勝手に‟失恋フラグ”を立てられるなど、なにかと当て馬っぽい描かれ方をしてきた大庭でしたが、大方の視聴者予想を覆し、なんと第6話で石子が交際をオーケーするという展開に。SNSには驚き交じりの祝福の声があふれました。

 一方で、‟石子と羽男の男女関係になりそうでならない絶妙なバディ感がエモかったのに……”‟石子が大庭くんと付き合ってしまって喪失感がある”といった落胆の声のほか、‟羽男さんも大庭くんもどっちも好きで選べない”という反応も少なくありません。

 これもそれぞれのキャラクターを演じているのが中村倫也、赤楚衛二という異なるベクトルの魅力を持つ俳優さんだからこそ起きる論争とも言えますね。

 しかし、恋愛面だけでいえば、恋の矢印がはっきりしている大庭、迷う心情をはっきりとセリフで説明してくれた石子と異なり、現時点では羽男の心模様が一番ミステリー。《プライベートが充実してるほうが仕事頑張れるっていう話もあるよ》《俺を信じなさいよ》と優しく石子の背中を押したのは間違いなく羽男ですが、石子の体調やプライベートをおせっかいなほど気遣う言動のその裏に、本当に別の感情はないのか……。石羽コンビのバディ感の醸成と大庭も絡んだ恋模様がほどよいスパイスになってきているので、今後のストーリーではそのあたりにも注目していきたいですね」(ドラマライター)

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