■2本のスペシャルドラマも大成功
また、28日9時50分からは、人気ゲーム『ドラゴンクエスト』の楽曲などで知られる作曲家のすぎやまこういちさん(享年90)の半生を描いたスペシャルドラマ「すぎやまこういち物語 ドラゴンクエスト『序曲』知られざる誕生秘話」も放送された。
安田顕(48)がすぎやまさんを演じたほか、マヂカルラブリーの野田クリスタル(35)、アルコ&ピースの平子祐希(43)、モグライダーの芝大輔(39)、かが屋の加賀翔(29)、古屋呂敏(32)、ももいろクローバーZの百田夏菜子(28)らが出演した。
「特に『無言館』は、大作映画クラスの俳優陣がズラリとそろいました。滝沢秀明副社長(40)のお気に入り“タキニ”とも言われるIMPACTorsの影山さんも出演しましたが、まだまだ知名度は低く、ドラマの内容もかなり重厚でシリアス。若いジャニーズファンを狙いにいったドラマではありませんでした。にもかかわらず、世帯視聴率は13.9%、個人視聴率は8.1%とかなり高かったんです。
『すぎやまこういち物語』が放送された“パート5”と呼ばれる時間帯も、世帯15.6%、個人8.8%でしたからね。日曜早朝から高視聴率をマークしましたよね」(前出の制作会社関係者)
■日テレドラマで“脱ジャニーズ”の流れが加速!?
メインパーソナリティーを務めた『ジャにのちゃんねる』の4人、27日23時15分頃より放送された企画「24時間もヒッパレ!あの名曲に会いたい!」では、屋良朝幸(39)とジャニーズJr.内ユニット・HiHiJetsがパフォーマンスを披露するなど、ジャニーズタレントの活躍はあったものの、ドラマに関しては“脱ジャニーズ戦略”を取っていたことがうかがえる。
「昨年の『24時間テレビ』内のドラマ『生徒が人生をやり直せる学校』には、King & Princeの平野紫耀さん(25)やなにわ男子の道枝駿佑(20)というジャニーズの若手エース格が出演をしていましたからね。
今回の成功を受け、日テレのドラマで“脱ジャニーズ”が進んでいくかもしれません。菅田将暉さん(29)が主演を務めた2019年1月クール放送の『3年A組―今から皆さんは、人質です―』(日本テレビ系)にもジャニーズタレントは1人も出演していませんでしたが、社会現象になるほどの大ヒット作品になりました。
この成功体験で、当時の日テレ内には“ジャニーズタレントは必要ない”や“1つの事務所に気を遣うよりも本当に面白いものを作らないと今の視聴者はついてこない”といった空気が生まれたといいますが、今回の『24時間テレビ』のスペシャルドラマの成功で“脱ジャニーズ”の流れはますます加速していく可能性もありそうです」(前同)