９月３０日の最終回まで、いよいよ残り２３話となったＮＨＫ連続テレビ小説『ちむどんどん』。８月２９日開始の第２１週『君と僕のイナムドゥチ』では、黒島結菜（２５）演じるヒロイン・暢子が、沖縄料理店「ちむどんどん」を開業するためにてんてこ舞いとなる様子が描かれた。
井之脇海（２６）演じる、暢子が修行したレストラン・「アッラ・フォンターナ」の先輩だった料理人、矢作知洋は、第１３週で同店から退職。その後、飲食店開業に失敗して食うに困っていたところ、偶然、暢子と鶴見で出会い、紆余曲折を経て再び料理人として「ちむどんどん」で働くことになる。
８月２９日放送の第１０１話では、自分以外のスタッフを暢子が雇う気がないことを知り、「俺は料理以外やらないからな」とキッパリ宣言して、周囲からひんしゅくを買っていた。
８月３０日放送の第１０２話では、開店まであと２週間という段階に突入。下宿先だった居酒屋「あまゆ」の店主らが使用していない調理器具を持参してくれ、暢子はそれらを使うことにしたが、矢作は「新規開店なのに人のお下がりかよ。貧乏くさい店だな」と言い放つ。さらに開店１週間前になって、暢子に対して、店の営業許可について「保健所と消防への申請はしたのか」と怒り気味に確認していた。
「暢子に対して容赦なくダメ出しを連発する矢作ですが、ここにきて視聴者の支持を集めているんです。というのも、矢作の暢子へのダメ出しは至極真っ当な指摘であり、視聴者が暢子に感じていた“無計画ぶり”を作中できちんと指摘してくれているんですよね」（テレビ誌編集者）
