今年６月に制作が発表された２０２３年度後期のＮＨＫ連続テレビ小説『ブギウギ』。まだ発表されていないヒロインは一体誰になるのか、その予想でＳＮＳは盛り上がっている。「人気女優の登竜門」である朝ドラだけに、国民からの注目度はやはり別格といっていい。
２０２１年後期のＮＨＫ連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』では、上白石萌音（２４）が初代ヒロイン・安子を務めた。また、２０２２年前期の朝ドラで、現在放送中の黒島結菜（２５）主演の『ちむどんどん』では上白石萌歌（２２）が、ヒロインの妹役として出演。２０２３年前期の朝ドラで、神木隆之介（２９）主演の『らんまん』では、浜辺美波（２２）がヒロインを演じることが発表されている。
上白石萌音、上白石萌歌、浜辺美波に共通しているのが「東宝シンデレラコンテスト」出身で、大手芸能プロダクション・東宝芸能所属という点だ。３人とも透明感あふれるルックスの清純派で、演技力も抜群、目立ったスキャンダルもない「超優等生」女優だが、朝ドラと東宝シンデレラには“密接な交際”がある――。
ドラマ制作会社関係者は話す。
「近年、“東宝シンデレラコンテスト女優”が朝ドラ出演を重ねていますよね。実は、数年前から東宝芸能は、若手女優の朝ドラへの売り出しを最重要視してきたそうで、ＮＨＫの朝ドラ関係者への営業活動を強化してきたようです。朝ドラ担当には実績のあるスタッフがあてられていたといい、現在の上白石萌歌さんの『ちむどんどん』出演も、その努力が実を結んだと言えるみたいですよ。
もちろん上白石姉妹、浜辺さんの実力あってのキャスティングであることには間違いないですが、東宝芸能が事務所として“朝ドラ重視”という戦略をもって、時間をかけて営業活動をしてきた成果が表れてきている、ということでしょうね」
