■初登場の時点で国分が一目置いていた
「発電自転車で、3トン分の水を抜くための電力を確保すべく、全力で自転車を漕ぐ場面で“負けないで!”と国分太一さん(47)が励ますと、ZARDの『負けないで』が流れながら『24時間テレビ』の告知テロップが流れる、という演出でした。
最終的に発電は自転車ではなく施設の電源を使いましたが、19年6月から395日間行方不明のイモリファミリーの“タモさんとみゆき”を探す場面で見せた姿などは、初ロケとしては大奮闘でしたね」(専門誌記者)
水が抜けた池で「ちょっと間とか行かせていただきます」と、泥の中でも躊躇なく這いつくばってイモリ探しをしたり、その後も頑張る岸の姿に国分も「岸くんはすごい戦力になる」「パワフルさが違う。24歳ってすげえな、やっぱり」と感心しきりだった。
■DASH出演が映画主演にまでつながる形になった
「その後、岸さんは番組への出演頻度が上がり、気付けば森本さんと一緒に城島リーダーと『DASH村』を訪れて想いを馳せたり、21年からは、伝統の米作り企画をするようになったりと、みるみるうちに実力を付けていきました。
くわえて、『DASH』に出たことで、ソロとしての評価も着実に積みあがっていて、ついに映画の仕事につながるまでになりましたね」(前同)
岸は23年夏に『Gメン』という小沢としおの同盟漫画(秋田書店)が原作の実写映画で初主演を果たす。本作は《問題児ばかり集う男子校G組に転校してきた門松勝太が、クラスメートや上級生ら仲間たちと全力で生きる姿を描いたヤンキー青春漫画》だが、その主演に岸を抜擢した理由を、峠本悠悟プロデューサーはこう話している。
「『鉄腕DASH』で、岸さんが何事にもかなり一直線でがむしゃらに奮闘されている姿を見て、ピュアで熱くて男っぽい一面もあると感じた。そのギャップが唯一無二な方だと思ったのが、今回オファーした理由の一つです」
賛否が分かれる『24時間テレビ』。こうした若手の縁を繋ぐという意味は、忘れないで欲しいー-。