■中居は「登山」にたとえてグループの関係性を説明

 21年2月12日放送の『新・日本男児と中居』で、韓国アイドルグループENHYPENの最年少メンバーNI-KI(ニキ/16)に、今後の活動についてアドバイスを求められた際に、中居はグループでそれぞれ個性は出したほうがいい、と前置きしつつも、

「ただ、いつも確認するのは そのメンバーの中で志が一緒である確認はしておいた方がいいかなと思います」

 と切り出してこう続けた。

「志が変わるとちょっとディスカッションして、なんか噛み合わなかった時も 例えば“納得をして欲しい”って説得をしてるんだけど……って、志が違っちゃったらやっぱり通じ合えなくなっちゃうから。どうしても」

「だから志、“自分たちがいま見てる山はこの山だよね?”“自分たちが登りたい山はこの山の山頂はここだよね?”“それ間違えないね?”“間違えないね?”っていうのは、なんとなく意思の疎通としてコミュニケーションの中で取ってるといいかなと思います」 

 と、こちらも非常に説得力のある話を展開していた。

 中居と木村、2人の話からファンの頭にどうしてもよぎるのは、空中分解のような終わりになってしまったSMAPだろう。

■思い出すのはSMAP解散騒動

「SMAPは、デビュー当時から母親同然ともいえる存在だったマネジャーと一緒に独立するはずだったのが、土壇場で木村さんがジャニーズ離脱を思い止まり、そこから本格的にグループ内で関係が悪化してしまった、というのが解散の経緯として報じられていましたからね……。

 木村さんのいう“下ろした錨”、中居さんのいう“見てる山”がいつの間にかズレてしまっていた、とも言える。木村さん自身は、SMAPの解散はむしろ反対派だったとも言われてるだけに、ブラマヨの関係性について、思うところがあったのかもしれません。

 28年間同じ山を目指し続けていた5人だけに、根の部分でいまも志は同じだとは思いますが……」(前同)

 いつかまた、SMAPが全員で山を登る日が来ることを願うーー。

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