■「最終回を前倒しで放送すれば土下座シーンでバズる」の声も

 前出の芸能プロ関係者が続ける。

「原作の『梨泰院クラス』の最終回では、長屋茂にあたるチャン・デヒ会長が、立身出世を果たした主人公に土下座をするシーンがあるんです。香川さんが日本版のチャン会長を演じることが発表されると、“土下座案件発注なのかしら……”や“土下座楽しみ”といった声が上がったほどでしたからね」

 今回の性加害報道を受け、SNSには「六本木クラスは罪を犯した香川照之が泣きながら土下座するドラマなので続けてください。よろしくお願いします」「香川照之続々と降板してって最後六本木クラスで土下座する未来がみえるぞ…」「六本木クラスの最終回を前倒しで放送すれば土下座シーンでバズるのに」といった、香川の土下座シーンを渇望するコメントが多数寄せられている。

「これまで、世帯視聴率9%前後を推移していた『六本木クラス』ですが、8月25日放送の第8話は世帯10.0%(すべてビデオリサーチ調べ、関東地区)と、ついに2桁台に突入。これは8月22日から28日の民放連続ドラマで1位の数字です。

 ただ、テレビ各局が重視する13~49歳のコア視聴率は2.6%。これまでの2%台前半からは上がってきていますが、3%や4%という数字にはまだまだ遠い。同時間帯の『秘密のケンミンSHOW極』(日本テレビ系)は4.6%でしたからね。

 テレ朝としてはもっと若年層に見てもらいたいと思っていたところでしょうが、幸か不幸か、香川さんの不祥事でドラマの注目度も高まってきているんです」(前同)

■テレ朝は土下座シーンを前倒したい!?

 8月24日に香川の性加害報道が出たことで、翌25日の『六本木クラス』の視聴率が上がった可能性もありそうだ。

「『THE TIME,』は、生放送のニュース番組という事情があって香川さんは降板しましたが、ドラマは急には降板できない。テレ朝としては、香川さんの不祥事が続々と明らかになっている今こそ、そして視聴者の渇望の声に応えるためにも、『六本木クラス』の最終回の土下座シーンを前倒ししてでも放送したい、というのが本音なのではないでしょうか。

 不可能なことですが、もし今すぐに“土下座回”を放送すれば、世帯視聴率で20%を超えるような数字を叩き出すでしょうね。

 ただ、ドラマは全13話と、昨今のドラマでは異例のスケールで放送していますから、最終回は9月29日の予定です。実際に香川さんの土下座シーンが見られるのは、騒動がある程度落ち着いた約1か月後ということになりそうです」(同)

 香川が記者会見を開き、『六本木クラス』最終回を前にリアル土下座を披露する――なんてこともあるのだろうか。

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